【鈴木宏子】新型コロナウイルス感染防止対策の一つとしてつくば市が、帰省を自粛している学生にプレゼントする「つくばの物産品セット」の申し込みが22日始まった。先着4000人に3000円相当の物産品を無料で贈る。
加工食品など38種類の物産品の中から、ご飯のお供、酒とおつまみ、洋菓子、和菓子、つくばコレクションなどテーマ別に、4~6種類を組み合わせた詰め合わせセット7種類から、好きなセットを選ぶことができる。
筑波山麓の北条米、常陸牛焼肉丼の具、手作りフランクフルト、ヤーコン入りうどん、福来みかん果汁入りぽん酢、干しシイタケ、クッキー、せんべいなどが入っている。
帰省を自粛し、さらにアルバイト収入の減少などに見舞われた学生を応援し、併せて市内の加工食品生産事業者を応援するのが目的。
つくばを代表する物産品として市が認定した「つくばコレクション」の認定品や、つくば市物産会がつくば駅改札口前の物産館などで販売するお薦めの物産の中から選定した。
コメや調味料など生活必需品のほかに、洋菓子や和菓子などもあり、担当の経済支援室は「つくばの良さを改めて知ってもらえれば」と話す。
物産品セットのプレゼントは学生4000人のほか、経済的に苦しい就学援助世帯1000世帯に、計5000個を贈る。就学援助世帯への発送は20日から始まっているという。事業費は梱包や送料を含め計約2400万円。
学生の対象は、県外出身で市内に在住し市内の大学に通学しているか、市内出身(保護者が市内在住)で県外に住み県外に通学している大学生、大学院生、専門学校生など。
申込期間は22日から8月2日。市の専用フォームから申し込む。学生証や住民票の写しなどが必要になる。