水曜日, 1月 27, 2021
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《くずかごの唄》65 市民の環境教育の難しさ

【コラム・奧井登美子】「明日からプラバッグが有料ですから、気を付けてください」。主婦の友達に注意されたけれど、どういう変化が起こるのかよく理解できないでいた。

7月1日から、今までサービスでくれていたレジ袋が有料になった。私みたいに「もったいない精神旺盛な人」「時間のない人」は、布の大袋をいつも持って歩いていて、買った物は何でも放り込んでしまう。プラスチックのヘタヘタした袋よりも、布袋の方が能率よく短時間に物が入れられるのだ。食物の時は竹糸籠が2個。冷凍製品とそうでないものとを分けて放りこんでしまう。

籠も布バッグも、20年くらい前、友達から旅行のお土産にいただいた代物だ。今までは、店頭で籠やマイバックを差し出すと、けげんな顔をされたこともあったが、7月からは、店員さんも当然な顔をして入れてくれるようになって少し安心した。

海の中、サンゴに絡まったプラスチックの破片などをテレビで見せられて、皆、素直にそれに従うように、店頭教育をされたらしい。

プラスチックがゴミになった時のこと考えて

お歳暮やお中元、バレンタインのチョコレートの包装の豪華さは過剰なものが多い。「Aちゃんからのプレゼントよ、何が入っているのだろう」。ケーキやチョコレートなど、胸をドキドキさせながら、包装を解いていく時の心の高まりは、誰でも感激の時である。

しかし、最近のプレゼント用の商品は豪華すぎて、包装があれでもかこれでもか。解説書と小箱もゴチャゴチャと、ややこしい。途中で、開ける時の感激が覚めてしまうものも多い。

つくる人も、消費する人も、両方が地球市民である。地球の水温が1度上がっただけで、九州に考えられないほどの大雨が降った。プラスチックは便利だけれど、つくる人、使う人、両方とも分解する時のこと、ゴミになった時のことを考えて行動してほしい。

今回は、ほんの思い付きみたいな有料で、どうやら難なく町の中に定着したようであるが、もっと、もっと、地球全体の資源を根本的に見直してほしいと思う。(随筆家、薬剤師)

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