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学校再開 ただし距離保ち、触れ合わず 土浦小訪問記

【鈴木宏子】新型コロナウイルス感染拡大防止のため3月から休校となっていた学校が8日再開し、3カ月ぶりに児童、生徒全員が通常登校した。ただし友達同士、手をつないだり、肩を組んだり、大声でしゃべったりせず、マスクを着けて、互いに距離を保ちながらの新しい学校生活がスタートした。

県内では5月6日から新規感染者ゼロが続き、感染が抑制できているとして、8日から、外出自粛や休業要請がすべて解除となるステージ1に移行したのに併せて、学校も通常登校となった。

このうち土浦市大手町、市立土浦小学校(小島勝則校長、児童数622人)では8日、全校児童がそろって登校した。5月27日からクラスを半分に分けて分散登校が始まったが、全校児童がそろったのは3カ月ぶり。

子供たちは朝、登校するとまず、昇降口で熱がないことを報告。教室に着くと手を洗い、自宅で測ってきた体温を記入した「検温カード」を担任教員に見せた。

教室では、机と机の間隔を約1メートル空けて座り、マスクをしたまま授業を受けた。換気を良くするため、外側の窓を開けっ放しにし、廊下側の後ろのドアを取りはずした。

休み時間は、校庭で遊べる時間帯を学年ごとに割り振り、外遊びも密にならないようにした。さらに休み時間ごとに手を洗ったり、水を飲んで水分を補給。マスク着用による熱中症が心配されていることから、水分補給には特に注意しているという。

3カ月ぶりに給食が出されたが給食風景も大きく変わった。当番の児童が配膳するのを止め、担任教員が一人ひとりにおかずを配膳。グループごとに向かい合って食べていたのを止め、全員が前を向き黙々と食べた。

体育は、子供たち同士が接触する球技などは避け、当面、接触し合わない、かけっこなどをするという。

教員はさらに1日2回、教室やトイレのドアノブなどの消毒を実施。子供たちが帰宅した後は、児童全員の机といすの消毒などを毎日実施する。校庭の遊具なども毎日消毒する。

小島校長は「教員皆、今日の日を待ち望んでいた。子供たちも全員に会える日を心待ちにしていたと思う」と語り、「学校は多くの人が集うところなので密になることは避けられないが、3つの密が重ならないように、皆が協力して健康で安全に学校生活を送っていけたら」と話した。

学校再開初日の8日、子供たちの表情は休校前と変わらず明るく、加えて、コロナ禍の新しい生活様式として求められている「節度ある生活をしてくれている」と小島校長はいう。

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