つくば市は28日、同市さくらの森、市立桜中学校西隣の駐車場に、大型ダンプ3台分の土砂やがれきなど約30立方メートルが不法投棄されたと発表した。
駐車場は普段、生徒を送迎する保護者などが利用している。休校中は車の出入りがあまりなかったという。
市公園・施設課によると、26日に桜中の教員から通報があり、不法投棄が分かった。同中は22日に異常がないことを確認しており、22日夜から25日朝までの間に投棄されたとみられるという。
駐車場の出入口は、鎖で施錠しているが、当時は施錠されてなかったという。
同市は28日、つくば警察署、県県南県民センター環境・保安課と現場確認を実施した。今後さらに、がれきの成分調査を行った上で、市が撤去する予定だ。
同駐車場は、つくばエクスプレス(TX)沿線開発地区の一つ、中根・金田台地区内の国指定史跡、金田官衙(かんが)遺跡周辺にある。将来、緑地公園などとして整備する「歴史緑空間用地」だが、現在は中学校が駐車場として利用している。
市では29日に、再発防止用の看板を設置するほか、今後、防犯・環境美化サポーターによるパトロールを強化する。防犯カメラの設置も予定している。