日曜日, 2月 22, 2026
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《続・気軽にSOS》60 コロナ禍 このイライラをどこに

【コラム・浅井和幸】緊急事態宣言が、茨城も含む全国に拡がってから2週間が過ぎました。さらに延長をしなければいけないという意見が強く、期間延長の動きも出てきました。自粛、自粛。人は物事を制限されると、大きなストレスを感じることになります。

さらに、経済的な困窮が追い打ちとなり、自殺者の増加が懸念されます。新しい情報が出続け、多すぎる情報に、何が正しいのか分からず混乱します。いつもとは違う生活サイクルも、ストレスとなります。

そうしたとき、安心して大丈夫だよと言ってくれる根拠のない情報を探し、白黒がはっきりとした、分かりやすい解決方法のデマに飛びついてしまうのです。また、いつもと同じ行動が安心感につながりますから、いつものパチンコ屋とか、スーパー、ホームセンターに出かけたりしてしまうのです。

とても嫌なことが起きている、こんな悪いことが起こっているのは、悪い奴がいるからだ、そいつらのせいで、自分はこんなに苦しんでいる―と考え、「悪者」と決めつけた人を叩くことで、不安を解消しようという言動につながります。正義でいれば、悪いことは起こらないと教えられて育ちますから。

陰で愚痴を言うぐらいならばよいですが、実際の行動に出てしまう人もいます。感染者(デマもある)の家に石を投げ込むなどの悪質な嫌がらせです。そのような行動を起こす人は、自分が正義の行動をしていると考えていることがあるので、たちが悪い。

とんでもない奴がいるものだ…と、ほとんどの人が思うことでしょう。しかし、多かれ少なかれ私たちは、このような性質を兼ね備えているものなのです。そのことを肝に銘じて、周りの言動を理解することが大切です。そのような輩(やから)からは離れることが得策です。なので、それを考え続け過ぎて、嫌な言動に囚われ過ぎないようにしてください。

社会・家族・自分・幸せを見直すとき

いつもと違う行動はストレスになります。しかし、それをよいストレスとし、新しい発見をしましょう。余裕を持って、もっと笑って、今できることの中に楽しみを見つけてみましょう。(もちろん、それでも苦しいときは専門家に相談してくださいね)

ストレスに柔軟に対応できる能力として、首尾一貫感覚という健康社会学の考え方があります。3つの感覚を挙げているのですが、その中でも一番大切な感覚で「有意味感」というものがあります。

今、起こっていることに、意味があると感じられる感覚です。今、起こっていることは、この先の糧(かて)となるであろうと考えてもよいかもしれません。社会を見直し、家族を見直し、自分を見直し、幸せを見直す。そのようなときが来たのかもしれません。

なんて、重く考えず、こんなにつらい状況でも、素晴らしい人に囲まれて、楽しい時間が過ごせるような方法を、ワクワクしながら考えてみてください。きっと、その先には、素晴らしい日々が待っているはずです。(精神保健福祉士)

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