ホーム スポーツ つくばに「ご当地スポーツ」 200人が全5種目を体験

つくばに「ご当地スポーツ」 200人が全5種目を体験

【山口和紀】つくばに「ご当地スポーツ」ができた。全5種目のご当地スポーツを体験するイベントが2日、つくばセンター広場(同市吾妻)で催され、親子連れを中心に約200人が「つくば」と「ゆるスポーツ」の融合をテーマに作られたオリジナルのスポーツを楽しんだ。

主催したのはつくば市と、コワーキングスペース「アップツクバ」などを運営するfor here(フォーヒア)。監修を世界ゆるスポーツ協会が担当した。「ゆるスポーツ」はスポーツの得意不得意などを問わず、誰もが「ゆるっと」楽しむことができることを目的にしている。

昨年12月から2回の会合を開き、参加者はそれぞれがチームに分かれオリジナルのスポーツを考案した。for hereの江本珠理さんは「イベントの趣旨は、関係人口を増やすこと。千葉から来た参加者もいる。イベントをきっかけにつくばに関心を持ってくれる人が増えればうれしい」と話した。

5種目のうちの1つ「ペタウェイ」は、電動の立ち乗り自転車「セグウェイ」と元素記号の融合がテーマだ。つくば市は「モビリティーロボット実験特区」としてセグウェイの公道走行が認められていることからテーマになった。ルールは「元素」をモチーフにしたボールを「セグウェイ」に乗った的(まと)役の人に投げ、的に当たった「元素」がH2OやCO2のようにそろうと得点になるというもの。考案したチームの板谷隼さん(筑波大学大学院2年)は「僕らのチームはセグウェイがテーマ。最初はセグウェイにカゴを載せて、プレーヤーはボールをカゴに投げ入れるというルールだった。後から研究学園都市らしさということで『元素記号』要素を入れて、このような形になった」と話した。

立教大池袋高数理研究部が作った「谷田川エクスプレス」。VRで船を漕いでいるのは五十嵐つくば市長=同

立教大学池袋高校の数理研究部が考案・開発した「谷田川エクスプレス」はバーチャルリアリティー(VR)を使ったスポーツ。参加者はメガネ型のディスプレイ「ヘッドマウントディスプレイ」を装着し、映し出される仮想の「谷田川」で渡し船をこいでゴールを目指す。開発した山崎友也さん(同校2年)さんは「もともとVR作品のコンテストに参加していて、それを見たつくば市の担当者が今回のイベントに誘ってくれた。ゲームは部活の先輩と専用のソフトを使って開発した。コンテストのために作ったものだが、お客さんに楽しんでもらえたらありがたい」と話した。

ほかには、祭ばやしのリズムに乗せて「山菜採り」を行う慶応大学商学部の学生チーム考案の「アブウド採らず」、筑波大院生らが作成した「ガマの油」を集めるVR競技「ガ筋肉(マッスル)」、つくばの特産品である「芝」をテーマにした「筑波つくばおろし」などがあった。

「筑波つくばおろし」の様子(写真提供:for here)

主催者の江本さんは「申し込みは100人を超え、当日申し込みの方もたくさんいた。大勢の人に参加してもらえたのがうれしい」と語り、「ご当地スポーツを作る過程で、つくばが芝の名産地であることなどたくさんの発見があった。10歳の子どもから社会人まで、対等に関わりあってスポーツを作っていくことができたのが良かったと思う」と話した。

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