水曜日, 3月 11, 2026
ホーム暮らし児童虐待防止へ 県が福祉司、心理司を増員

児童虐待防止へ 県が福祉司、心理司を増員

【山崎実】児童、高齢者、障害者など「弱者虐待」が止まらない。さらなるセーフティネットの構築が喫緊の課題となっている。

最悪更新の児童虐待 原則48時間以内に安全確認

2018年度の県内の児童虐待相談対応件数は前年度比1.2倍の2687件と、過去最悪を更新した。このため県は各児童相談所の組織改正を行い、「子ども虐待対応課」を新設するなど対策を強化し、国が求めている虐待通告受理後、原則48時間以内に児童相談所などが安全確認を行う。保護者の拒否などにあった場合は、所轄の警察署に情報提供を行い、警察官同行による家庭訪問、安全確認などを実施している。

一方、児童相談所に配置する専門職員については、児童福祉司69人から83人へ、児童心理司を31人から38人に増員するなどの体制強化を図っている。また、現在は中央児童相談所の分室として設置されている日立、鹿行2カ所の分室の在り方についても検討が進められている。

高齢者虐待 息子が最多

県内の要介護施設従事者による2018年度の高齢者虐待件数は、相談・通報が32件、うち虐待(身体拘束、たたく、怒鳴るなど)が認められたのは県内4件で、県は施設調査を行い改善指導した。

また、養護者(同居人など)による高齢者虐待では、相談・通報が597件で虐待は304件。虐待者(重複あり)は息子が157件(45.2%)で最も多く、次いで夫68件(19.6%)、娘42件(12.1%)の順。虐待を受けた高齢者は314人で、女性が239人と全体の76.1%を占めた。

県健康・地域ケア推進課によると、高齢者権利擁護対策推進委員会を設置し、関係機関と連携を強化。高齢者虐待防止に係る対応マニュアル、リーフレットの作成など各種施設を推進している。

障害者虐待 家庭の相談7割

2018年度の障害者虐待の調査では、家庭、職場内での障害者への虐待は県内で14件、被害者は15人。福祉施設内での虐待はなかった。一方、相談・通報は88件で、うち家庭内が60件と7割弱を占め、虐待と判断されたのは12件、13人だった。

虐待の種類別(複数回答)では、身体的虐待10件が最も多く、次いで心理的虐待6件、ネグレクト(放棄、放置)、経済的虐待各2件、性的虐待1件など。

県障害福祉課によると、障害者虐待防止マニュアルなどを配布して啓発活動のほか、市町村職員、障害者福祉施設の施設長などを対象に研修会を実施している。

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がん治療で読んでおきたい本《ハチドリ暮らし》59

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「第二の人生」という言葉《続・平熱日記》190

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ロボッツ、第4Qで崩れ名古屋Dに悔敗

来季に向けアリーナ改修終わる 男子プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の茨城ロボッツは7日と8日、改修したばかりのアダストリアみとアリーナ(水戸市緑町)に名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎え、2連戦を戦った。7日は69-97、8日は69-72でともに敗北。これで茨城の通算成績は12勝29敗で東地区11位。次節は11日、首位の宇都宮ブレックスとアウェーで対戦する。 2025-26 B1リーグ戦(3月8日、アダストリアみとアリーナ)茨城ロボッツ 69-72 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ茨  城|19|24|22| 4|=69名古屋D|18|12|11|30|=72 茨城は第3クオーター(Q)終了時点で65-42という23点もの大差をつけながら、第4Qに名古屋Dの猛迫を許し、最後はわずか3点シュート1本差で敗れた。 第1Q、茨城は立ち上がりでやや出遅れたが、メンバーを入れ替えながら対応し、残り2分ほどから赤間賢人の3点シュート2本とドライブシュート1本などで追い上げ、残り6秒からロバート・フランクスの3点シュートで逆転に成功した。赤間は今季のBリーグドラフトで茨城に指名され、2月から特別指定選手として加入したばかり。「タフな時間で自分が体を張ったプレーを見せたかった。特に得点は考えず、空いたところで打とうという意識だった。スリーをよく打った分、ドライブも行けると思った」との振り返り。 この日の茨城の好調の要因について「昨日から何かを変えたというよりは、やるべきことをやりきるマインドを持ってプレーしようと話していた」とクリス・ホルムヘッドコーチ(HC)。守備では一度止めてからしっかり守りきろう、攻撃ではオープンな状況を作ったら迷わず打とうという意識で、それが第3Qまではしっかり遂行できていた。 だが第4Qで状況ががらりと変わった。名古屋Dは守備をプレスディフェンスに切り替え、さらにテンポを上げて茨城の攻撃時間を削りに来た。「相手はオープンな攻撃ができているように見えても、あせりが出て集中力がなくなり、第4Qはうちのものになった。勝ちに慣れているチームが、慣れていないチームに最後の30秒で勝った試合だった」と名古屋Dのショーン・デニスHC。 「第4Qで一気に攻め込まれたときに、私たちが解決策を見つけられず、プレッシャーをそのまま受け失速してしまった。あのようなシチュエーションでの戦い方を学ばなければいけないと感じた試合だった」とロボッツのホルムHC。だがそんな中でも新規加入の赤間やティム・シュナイダーの活躍が見られたことは、今後に期待が持てる良い材料だった。 特別席を設置 茨城の本拠地であるアダストリアみとアリーナは、昨年5月から進められていた改修工事が終わり、今節から使用が再開された。主な改修内容はホスピタリティエリアの設置で、10室102席のスイートルームと180席のラウンジシートが用意され、高級感ある観戦体験を可能にしている。 「改修は来季からのBプレミア参入のための必須条件であり、そこにロボッツならではの魅力も加えた。スポーツを通じて夢や感動を共有し、人と人が深くつながることができる。ロボッツにとっても水戸の街にとっても誇りになるものにしたい」と、茨城ロボッツスポーツエンターテインメントの川﨑篤之社長。 スイートルームの窓にはあえてガラスを入れず、会場の熱気や一体感を取り込んでおり、フリードリンクやフリーフードを取りに行きながら、隣の人との対話や交流も生まれやすい構造。基本的には年間パスポートの形で、スポンサーや協力企業を中心に販売が始まっている。ラウンジシートは、従来の1.5席分のスペースを使ったゆったりサイズの席で、1試合ごとに7300円~13200円で発売される。(池田充雄)