【谷島英里子】土浦市中央にある中城天満宮の第88回奉納選書会(中城天満宮奉賛会主催)が始まり、27日には上位入賞者を招き表彰式が行われた。
6日まで小学生の力作165点を掲示
学問の神、菅原道真公をまつる中城天満宮では、毎年4月25日の例祭に合わせて書道展を開いている。今回は市内の小学生から1136点の応募があり、入選作165点は、同境内や隣接のまちかど蔵大徳、中城通り商店街に5月6日午後2時まで展示される。
同市中央1丁目の料亭霞月楼で行われた表彰式では、入選作のなかでも上位だった市長賞3人をはじめ土浦商工会議所会頭賞3人、市議会議長賞3人、市教育長賞6人に表彰状と記念品が手渡された。
市長賞に輝いた都和小2年大関ことみさん(8)は、半紙いっぱいに「まちなみ」と書いた。賞を手にして「きれいに書いたので、とってもうれしい。たくさんの人に見てほしい」と語った。
講評では書家で審査員の平田洋香さんが「墨がいっぱいで、子どもらしい元気がいい字、とめ・はね・はらいの基本が出来ている書を選んだ」と説明。「書道は日本の伝統文化であり、昔は伝達するための手段だったが、今は使われなくなり、展覧会で見ていただくだけになっているような気がするので、子どもたちが書道をしてくれるのはうれしい」と話していた。

上位入賞者は以下の15人。
▽土浦市長賞=都和小2年大関ことみ、土浦二小3年中村羽奈、荒川沖小6年大竹晴香
▽土浦商工会議所会頭賞=荒川沖小3年川村怜愛、都和小5年大関このは、土浦小6年湯治沙耶香
▽土浦市議会議長賞=土浦小4年齋藤花怜、真鍋小5年松本虹、荒川沖小6年西沢佑亮
▽土浦市教育長賞=都和小1年くりはらあらた、神立小1年うちむらちずか、真鍋小2年ふじわらさき、土浦二小3年太田万結、下高津小4年小笠原衣桜里、都和南小5年寺坂芽依