日曜日, 7月 13, 2025
ホームつくばつくば市職員が酒気帯び運転で検挙 停職5カ月の懲戒処分

つくば市職員が酒気帯び運転で検挙 停職5カ月の懲戒処分

【鈴木宏子】つくば市は16日、酒気帯びで乗用車を運転したとして、こども部幼児保育課主事の男性職員(24)を、同日付けで停職5カ月の懲戒処分にしたと発表した。

市人事課によると、男性職員は今月2日、同課の新入職員歓迎会に出席し、その後有志6人による2次会に参加、お開きになった午後11時30分ごろ、市役所の職員駐車場に停めてあった自家用車で1~2時間、仮眠をとった。

目が覚め、自家用車を運転して帰宅しようとしたところ、3日午前1時28分、同市天久保2丁目の天久保公園近くで、巡回中のパトカーに停止を求められ、酒気帯び運転で検挙された。

職員は1次会でビールやハイボール計4杯ほどを飲んだ。2次会ではハイボールに口を付けた程度だったという。市の調査に対し、職員は「仮眠をとり気分がすっきりしたと思い込んだ」などと話し、酒気帯び運転を認めているという。

1次会には課長らが出席していたが、2次会は管理職は参加しなかった。

市は、管理監督責任があったとして、こども部長と同次長を口頭で厳重注意、幼児保育課長と同課長補佐を文書による厳重注意処分とした。

ほかに、7月31日午後10時10分ごろ、同市上横場の県道で、市生活環境部次長の男性職員(56)が、飲食店駐車場から片側3車線の道路に右折で出る際、右から来たバイクと衝突した事故で、相手方が全治3カ月以上の重傷となっていることから、市は16日付けで、同次長を給料1カ月分に付き減給10分の1の処分とした。

五十嵐立青市長は「市の職員が市民の信頼を裏切り、多大なる迷惑を掛け、心からお詫びします。今後、再発防止に万全を期し、市民の不信を招く行為を厳に慎むよう、綱紀の保持を徹底させます」とするコメントを発表した。

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho




spot_img

最近のコメント

最新記事

土浦日大 初戦で水戸商に敗れる【高校野球茨城’25】

2年前、夏の甲子園で4強入りした強豪土浦日大が、初戦で伝統校の水戸商業に敗れた。第107回全国高校野球選手権茨城大会は7日目の13日、2回戦8試合が行われた。ノーブルホーム水戸では土浦日大が水戸商業と対戦、1-2で破れた。 13日 2回戦 第1試合 ノーブルホーム水戸土浦日大 001000000 1水戸商業 00000020× 2 強豪土浦日大と、伝統校水戸商業の試合とあって、スタンドには多くのファンが詰めかけた。大会7日目で初戦を迎えた土浦日大の小菅勲監督は「自分を信じて思い切りやれ」と選手に声を掛けて送り出した。 3回表、土浦日大はエラーと四球で1死1、3塁のチャンス。「絶対にランナーを返す強い気持ちで打席に入った」という伊勢山暖は、水戸商業の先発 大内来芭のスライダーをセンターに弾き返し、チーム初ヒットとなる先制のタイムリーを放ち、1点を先制する。 土浦日大の先発 永井柊帆は4回までノーヒットに抑えるが、5回に守備の乱れと初ヒットを許し無死満塁のピンチを招く。「ここを抑えれば(チームが)流れに乗るので絶対に抑える」という強い気持ちで投げ、後続を抑えてピンチをしのいだ。 永井を援護したい打線は7回に1死3塁のチャンスをつかむが、近藤祐哉が凡退。するとその裏、永井は2本のヒットを浴び、2死2、3塁とされ、水戸商の代打菊地拓真にライト前タイムリーヒットを打たれた。2者の生還を許し1ー2と逆転される。 反撃したい土浦日大は9回、先頭の梶野悠仁が2塁打でチャンスをつかむが、続く牛久保亮平が空振り三振、一村璃来がセンターフライに倒れると、最後の大橋篤志の打球はセンターの好守備に阻まれ敗れた。 先発の永井は8回を1人で投げ抜いた。「いつも通り、練習通り、やってきたことができたし、今やれることはやった」と永井。スライダーを中心に真っすぐ、ツーシーム、シンカーを使い分け2失点に抑え好投するも、打線が援護出来なかった。 梶野悠仁主将は「野手が永井を援護出来なかったのが悔しい。自分が主将になってから甲子園を目指しやってきて、チームが上手くまとまらない時があったけど、最高の仲間たちとここで負けてしまったのが悔しい」と悔し涙を流しながら語った。 先制のタイムリーを放った伊勢山暖は「自分は2年生で、3年生に引っ張ってもらった部分が大きかったので、自分が先輩に学んだことを後輩たちに引き継いで、結果で3年生に恩返ししたい」と新チームでの雪辱を誓った。 小菅勲監督は「初戦は難しく、初回から固さが取れず、自分たちのスイングが出来なかった」と振り返り「先発の永井はよく投げた。1点も与えられない展開の中で、自分の限界を超えて頑張ってくれた」と永井をたたえた。「9回の無死2塁の場面では逆転を狙って4番の牛久保に思い切って打たせて、結果的に点が入らなかったが、悔いはない」とも語った。(高橋浩一)

追悼カフェ・ド・コトブキさん《ご飯は世界を救う!》68

【コラム・川浪せつ子】暑い日々が続いております。7月3日、私が絵を描き始めた時からお世話になった「カフェ・ド・コトブキ」(土浦市荒川沖町)の店主さんが、熱中症で突然召されました。8日がお葬式でした。7日までつくば市でグループ展をやっていて、その最終日の翌日。7日がお葬式だったら行けなかった。優しかった店主さん、待っていてくださったのだと思いました。 旧常陽新聞に、私がこの欄を掲載し始めたのは、東日本大震災の翌月からでした。そして、ネット新聞「NEWSつくば」に移り、また掲載させていただいたのが2018年7月からでした。その初回で取り上げたのが「カフェ・ド・コトブキ」。開業が1985年でしたから、39年間で幕を閉じたことになります。 この欄で同じお店を2回取り上げたことはありません。それに、お店は無くなってしまったのに…。今回は、店主さんへの追悼として掲載をお許しください。 何でも先延ばしにしてはいけない かつては、息子の塾通いの送迎時などでよく寄らせてもらい、ミニ展示会もお店で3回させてもらいました。しかし、我が家からは少し距離もあり、最近はご無沙汰していました。「またランチスケッチさせてくださいね」と言いつつ、下の絵(2023年)が最後のスケッチ。今年初めにうかがったものの、3月と7月は私の展示会があり、7日の展覧会が終ったら行こうと思っていたのに…。 残されたご家族に、今まで描いたスケッチをまとめて差し上げたいと思っています。今回つくづく感じたことは、何でも先延ばしにしていては取り返しのつかないことが起きてしまうということ。会いたい人には、直ぐにでも会い、いつかやりたいと思っていることは、なるべく早くやることです。合掌。(イラストレーター)

土浦三 科技日立破り3回戦へ【高校野球茨城’25】

第107回全国高校野球選手権茨城大会は6日目の12日、2回戦が行われた。ひたちなか市民球場ではBシードの土浦三が登場、1回戦で逆転勝ちし勢いのある科技日立を7ー4で破り、3回戦進出を決めた。  12日 2回戦 第2試合 ひたちなか市民球場土浦三高 201002101 7科技日立 000030010 4 土浦三は初回1死から下村悠真のヒットと盗塁で1死2塁のチャンスに、鈴木大芽がセンター前タイムリーを放ち先制した。続く星典蔵、池田翔の連続ヒットで満塁とし、大塚秦多の犠牲フライで1点を追加した。 3回にも1点を追加し3点をリードすると、土浦三の先発池田翔は4回まで科技日立打線を1安打に抑えた。しかし5回、1死後に連続四球と2本のタイムリーと内野ゴロの間に同点とされた。 直後の6回、1死2、3塁のチャンスに山本真聖がセンターへの2点タイムリーヒットで勝ち越し。山本は「(相手が)前進守備だったので、コースを絞って強く叩く気持ちで振り抜いた」と話した。 7回には、2死2塁で先発投手からレフトの守備についていた池田翔に代わって、代打島田優聖がストレートをセンターへタイムリーヒットを放ち、突き放した。「池田の代打とは思わなかったので驚いたが、しっかり準備はできていた」と島田。9回にも来栖大蒼の犠牲フライで1点を追加した。 粘る科技日立は、5回途中から池田に代わりセンターの守備からリリーフした2番手黒田広将を攻め、無死2、3塁と反撃に出るも、黒田がスピリット、カーブ、ストレートを上手く使い分け、気迫のこもった投球で3者連続三振に仕留め、チームを3回戦進出に導いた。野手と投手の二刀流の黒田は「次の試合でも打つ方も守備も投げる方もいつも通りチームに貢献出来るように頑張る」と誓った。  3安打を放って鉄壁な守備でチームに勢いを付けた下村悠真は「夏の大会初戦は自分自身経験したことがなくとても緊張感があったが、楽しみつつ思い切りプレーすることが出来た。先制のホームを踏みチームが盛り上がった。次の水戸葵陵は打力のあるチームなので、自分たちの武器である守備をしっかりやって守備から攻撃に流れを持ち込み勝ちにつなげる」と力を込めた。 土浦三高の竹内達郎監督は「科技日立はしっかり鍛えられた、しぶとい、いいチーム。夏の大会は(対戦相手同士の)お互いの思いがぶつかり難しいが、ひるまずにリラックスして闘えたのが良かった。選手には焦らずに狙い球を定めて自分のスイングをしてこいと伝えた。島田は代打の切り札として春から勝負強さが目立っていた。ストレートをよく打った」と島田をたたえ、「次の試合も1試合ずつ勝っていきたい」と語った。3回戦は16日に水戸葵陵と対戦する。(高橋浩一)

霞ケ浦、5失策も投打の軸が躍動【高校野球茨城’25】

第107回全国高校野球選手権茨城大会は6日目の12日、4球場で2回戦8試合が行われた。J:COMスタジアム土浦の第2試合は昨年優勝校の霞ケ浦が登場、日立一を4-1で下し3回戦に進出した。 12日 2回戦 第2試合 J:COMスタジアム土浦日立一 000000100 1霞ケ浦 00010120X 4 「守る野球」を身上とする霞ケ浦が5失策(エラー)と慌てた。要因は初戦の緊張だけではないようだ。「春大会では公式戦の雰囲気を1試合しか味わえなかった。日立一はセーフティを多く仕掛けてくるので、内野陣が警戒して前に出たことでバウンドが変わった。緊張していても自分にばかり目を向けるのではなく、相手の出方や野球の中身のことを考えていれば固さはほぐれてくる」と高橋祐二監督。 先発は2年生の稲山幸汰。打たせて取るピッチングで6回1/3を被安打3、失点1に抑えた。「初戦なのでチームに流れを持ってこようとていねいに投げ、特に先頭打者は塁に出さないよう心掛けた」とのコメント。直球は最速136キロだが今日は本調子でなく、球が浮いていたのでコントロール重視で投げたそうだ。 先制点は4回。先頭の3番・鹿又嵩翔主将が左翼線への三塁打、4番・大石健斗が死球で無死一・三塁、5番・花内晴紀が遊ゴロでダブルプレーの間に鹿又が生還した。 6回には追加点。2死三塁から6番・西野結太の中堅への適時打で1点を加えた。「ベンチから相手投手の投球を見ながらタイミングを合わせ、まっすぐを待ちながら変化球を叩けた。真ん中へ来たスライダー系の球を、シャープにコンパクトに振り抜いた」との振り返り。西野はこの日3安打の活躍。 7回表にはエラーで出した走者を1ヒットで返され、2-1と詰め寄られたが、相手投手が2人目に交替した7回裏に突き放した。1番・荒木洸史朗がセーフティバントで出塁し、盗塁で二塁へ進む。2番・村上聖は四球で1死一・二塁とし、大石の右翼への三塁打で2点を加えた。「相手は変化球投手で、インコースは来ないと分かっていたのでアウトコースに絞り、真ん中に甘く入ったスライダーをコースに逆らわずに打ち返した」と大石。 霞ケ浦は7回途中からエース市村才樹がマウンドへ。8回は野手のエラー3つと四球で2死満塁とされるが次打者を三振で退け、9回は三者三振で締めくくった。「初戦の特別な雰囲気の中で、自分たちのプレーができてなく、野球を楽しめていない様子だったので、雰囲気を良くしようと、無駄な走者を出さずテンポ良くていねいに投げることを心掛けた」と市村。今年は経験を積んで落ち着いて投げられるようになり、体重も増えてストレートの球速やスライダーのキレが増しているという。 チームには市村や荒木、大石ら昨夏の甲子園メンバーが5人残る。「中軸がチームを引っ張り、いい方向に向かわせたい」と大石。「厳しい山に入ったが、自分がいい投球をすればチームも乗ってくる」と市村。次戦は16日、3回戦で下妻一と対戦する。(池田充雄)