【谷島英里子】土浦市は「介護予防応援隊」として理学療法士や作業療法士が地域の公民館に出向き、65歳以上の市民を対象に健康体操や認知症を予防する頭の体操などの指導を行っている。土浦のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」で24日、介護予防講座を開いている市高齢福祉課の小野めぐみさん、健康増進課の鈴木徹さんをゲストに招き、取り組みを聞いた。

同市の高齢化率は2014年25・3%、17年は27・7%と右肩上がり。団塊世代が75歳以上を迎える25年には28・9%とさらに上昇した数値が見込まれている。要支援・要介護率も同様に上昇して、要介護者の約60%が認知症の人と推測されているという。

このため市では、「介護予防応援隊」として理学療法士の資格を持つ鈴木さんや作業療法士が地域の公民館に出向き、健康体操や認知症を予防する頭の体操などの指導を行っている。理学療法士と作業療法士が出向くことで、体の部位の悩みに応じた体操を教えているそうだ。

また、県が推進する「いつでも」「どこでも」「一人でも」出来るシルバーリハビリ体操や健康講話、体操の教室もある。場所はイオンモール土浦1階の花火広場で、第1から第4週木曜日の午前10時30分から11時30分まで。先着30人。参加費無料。

介護予防や教室の問い合わせは市健康増進課・高齢福祉課(電話029・826・1111)まで。