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原爆の記憶
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原爆の記憶
つくば
高校生と被爆者の対話から生まれた一枚の絵 「あの夏の絵」つくば公演を前に
2022年10月31日
原爆被害の証言を聞き取り、一枚の絵にする-。広島の高校生による、被爆者の記憶を継承する取り組みをもとにした舞台劇「あの夏の絵」(福山啓子作・演出)が12月16日、つくばカピオホール(つくば市竹園)で開かれる。これを前に、同作品を手がけた福山啓子さんによるトークイベントが30日、つくば市内のせせらぎクリニックで行われた。会場では、つくば市出身のギタリスト、稗田隼人さんによる演奏と福山さんとの対談も行われ、市内外から約30人が足を運んだ。 福山さんは2014年、原爆の被害を描いた絵に圧倒された。その絵は、広島市立基町高校創造表現コースの生徒たちによる作品だった。2007年から同校は、広島平和資料館による原爆の記憶を継承するプロジェクトに参加し、毎年、約9カ月にわたり被爆者と生徒が対話を繰り返しながら、被爆の記憶を一枚の絵にすることを続けている。福山さんは、この絵画作品との出会いがきっかけとなり、何度も広島へ足を運び「あの夏の絵」を完成させた。作品は2015年に初演されている。30日は、描かれた絵をスクリーンに投影しながら、生徒と被爆者のやりとりなど、作品の背景を福山さんが解説した。 広島で出会ったある生徒は、それまで蓋をしていた自分の記憶を掘り起こす被爆者の話に耳を傾けながら、亡くなった一人ひとりの人生を想像する過程で「描いていた遺体が人間になっていった」と福山さんに語った。「残酷さが足りない」と言われた生徒は、平和教育ではわからない、想像を絶することが起きていたことを知った。別の生徒は「かわいそうだから」という言葉を聞き、大八車に乗せられた遺体の絵に、当初はなかった布団を描き入れた。こうした行為を福山さんは「それぞれの思いが重なってできた作品。供養の意味もある」と説明する。取材を通じて「(生徒と被爆者が)一緒になって作る絵」だと実感した。 「若い人に見てもらいたい」中高生100人を招待 「あの夏の絵」には、広島で出会った高校生をモチーフとした3人が登場する。異なる立場で被爆者と向き合い絵を描くなかで成長していく若者の姿を描いた。福山さんは「高校生の皆さんにも、色々なことを感じてもらえるんじゃないかと思っている」と呼びかける。 主催するのは、つくば市内で活動する複数の市民団体による「『あの夏の絵』を観る会」。代表の穂積妙子さん(73)は、「亡くなる方も増えている中で、戦争体験の継承は難しくなっている。思いもかけない形で戦争が始まったこういう時期だからこそ、若い人に見てもらいたい。伝わることがあるはず」と話す。
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ノスタルジア「八つ墓のたたりじゃ〜!」《訪問医は見た!》4
コラム
2023年10月1日
【コラム・平野国美】岡山県の山間部に吹屋(ふきや)という地区(高梁市)があります。ベンガラ(酸化第二鉄)の街並みで有名なのですが、私は15年ほど前、よく調べずにここを訪れました。街の外れから歩き出したのですが、なぜかデジャヴ(既視感)があるのです。しかし、私には縁もゆかりもない場所のはずです。 そのとき、私の背後に老女が忍び寄り、耳元で突然叫んだのです。「たたりじゃ〜! 八つ墓のたたりじゃ〜!」と。そこで、すべてを悟りました(この部分は作り話です)。 当時、この地域は高齢化が進み、住人の多くが80代の方々でした。そんな街の古民家を利用した喫茶店で、土地の皆さんと話しているうちに、この街の概要がわかってきました。江戸時代は鉱山として、明治時代はベンガラ生産地として、繁栄した街だったのです。 ベンガラは、神社などの建築物に使われる赤い塗料で、腐食を防ぐ目的もあって塗られていました。吹屋の街並みは、壁はベンガラ色、屋根は山陰の石州瓦(これも朱色)で、独特の風景が見られます。 なぜ、私がこの風景に既視感を持ったのか? 喫茶店にいたおばちゃん達と話しているうちに、わかってきました。上で書いた「たたりじゃ〜っ!」は、あながちウソでもないのです。ここは1977年に公開された角川映画「八つ墓村」のロケ地で、この映画の風景が目の前に浮かんだのです。
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「大学改革の旗手に」永田学長 筑波大が開学50周年記念式典
つくば
2023年9月30日
マハティール元首相が祝辞 筑波大学(つくば市天王台)が10月1日、開学50周年を迎えるのを記念した式典が30日、同市竹園、つくば国際会議場で催された。永田恭介学長は「世界中の大学との間で頭脳循環を加速させ、知の十字路としてのキャンパスを充実させていきたい。大学改革の旗手として、固定化された社会を再構築する原動力でありたい」などと、次の50年に向けた式辞を述べた。 祝辞を述べるマハティール元首相 式典には大学関係者のほか、つくば市長、県内選出の国会議員、協定などを締結している海外の大学学長など計約1200人が参加した。文科省の安江伸夫政務官のほか、マレーシアのマハティール元首相らが祝辞を述べた。 同大は来年10月、日本の大学で初めて日本の学位を授与する海外分校をマレーシアの首都クアラルンプールにあるマラヤ大学に開設する。2019年、安倍晋三首相とマハティール首相(当時)が取り決めをし海外分校を開設することから、今回来日に至ったという。
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朗読列車 今年は紅葉仕立てで運行 筑波山ケーブルカー
つくば
2023年9月30日
山頂駅展望台に新アクティビティ 紅葉シーズンを前に、筑波山ケーブルカー(筑波観光鉄道運行)で10月1日から、車内に色付いたモミジやイチョウを飾り立て、声優らによる朗読劇が体験できる秋のイベント列車「ストーリーテラーズ・レールウェイ」が運行される。昨年に続いて2回目。 8分間の乗車時間の間に、つくばエリアで語り継がれる民話「しっぺいたろう」、宮沢賢治の「注文の多い料理店」、筑波山名物「ガマの油口上」を声優や劇団員らが朗読する。さらに今年から、標高約800メートルの御幸ケ原の筑波山頂駅隣りにあるレストランの展望台屋上に、絶景に浮かぶ的に向かってウォーターガンを発射させるアクティビティが導入される。「天空のガマスプラッシュ」と名付けられたストレス発散系アクティビティだ。 御幸ヶ原、コマ展望台での天空のガマスプラッシュ 展望台での新遊戯ウォーターガン 企画会社の担当者は「今年は朗読に女性声優も参加するなど、昨年よりグレードアップした形となる。また新しいメニューを加え、筑波山観光をグレードアップさせたい」と語り、筑波観光鉄道営業本部の須藤淳さんは「昨年から朗読列車を運行し、大変評判が良く、乗客数も増した。今年は企画がバージョンアップしたので、乗客数がさらに増加することを期待したい」とし、「筑波山ロープウェイの方も、10月から土日祝日に夜間運行がはじまるので楽しみにしてほしい」と話す。
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長者と金持ち《ひょうたんの眼》61
コラム
2023年9月30日
【コラム・高橋恵一】岸田首相は就任以来、基本的な経済政策として、これまでの新自由主義的経済から、「新しい」資本主義を掲げ、「成長と分配の好循環」「コロナ後の新しい社会の開拓」を目指すとし、新たな経済対策として、物価高対策、賃上げ、国内投資促進、人口減少対策、国民の安心・安全確保を掲げている。 首相に有言実行してほしいのは、賃上げだ。それも、教師と看護師、介護職員の賃上げと働く環境の改善だ。経営者にお願いしなくても、配置基準と給与額は、政府が決められる。下からの「トリクルアップ」で、非正規雇用と人手不足を解消できる。 バブル期に至る前の日本経済は、高度成長期。国全体の経済力の拡大とともに、個人所得も豊かになったが、まさにバブルの言葉通り、安易な浪費を行い、将来の高齢化社会に備えた社会保障の仕組みや産業基盤、安定的な生活基盤の整備をおろそかにしてしまった。 当時、高度成長は、西欧諸国も同じであり、特に北欧は、堅実に社会保障基盤を固め、ジェンダーフリーの条件を整え、女性の社会進出を実現した。日本は、それを横目で見ていたが、21世紀の今日、両翼飛行の北欧諸国の1人当りのGDPと1.5翼飛行の日本の1人当り所得には、大差がついてしまった。 バブル崩壊後の日本経済は、停滞し、アメリカを習って、新自由主義経済に傾倒した。いわゆる小泉改革であり、経済の効率化、極限のコストカットであった。 アベノミクスの失敗
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