火曜日, 10月 20, 2020
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《土着通信部》29 春の御座替祭から六所大祭へ 神の山の4月

【コラム・相沢冬樹】4月1日は筑波山神社の春の御座替(おざがわり)祭、昨年は11月1日の秋の御座替を前に宮司の解任騒ぎが広がる中での開催となったが、今回はどうか。本稿を書いている時点で、辞任した宮司の後任は決まっていない。 春と秋の御座替祭は筑波山最大のお祭りで、本宮と里宮との間で御神体を交換する。この春でいえば、男体山と女体山の本殿で神衣(かむい)を新しいものと取り替える衣替え神事の「神衣祭(かんみそさい)」が朝9時30分から始まり、神衣を乗せた神輿(みこし)が山を下り中腹の拝殿まで行列を組んで渡御する「神幸祭(じんこうさい)」が午後2時過ぎに行われる段取りである。 山登りの隊列は平安調の山吹色の装束に彩られ、神官や巫女(みこ)の立ち居振る舞いも古式ゆかしい、と言いたいところだが、この形式が定まったのはそんな昔のことではない。かつては夏至と冬至に行われたといい、明治の初めには里宮は別の神社にあった。 筑波山南麓の山中、つくば市臼井にある六所皇大神宮。今は神社ではない。山の斜面に沿う石段に2基の鳥居を構えているが、社殿はなく、神社跡地を整備した霊跡地ということである。かつてこの地に所在した六所神社は、神武天皇4年(紀元前657年!)創建と伝わる。 しかし、六所神社は明治政府の小社合祀(ごうし)の政策により廃社の憂き目にあった。やはり山麓の神郡地区にある蚕影(こかげ)神社に合祀となり、氏子の大半は筑波神社に編入され、明治の末には社殿などが壊された。霊跡縁起には「輪換の美を極めたる社殿を始め寶庫(ほうこ)随神門及び其他を破壊し遂に此畏(ここかしこ)き霊跡は荒廃に帰したり」と書かれている。 この惨状を見かねたのが大正時代、峰行(ほうぎょう)で筑波山を訪れた高木福太郎氏。立ち上げた宗教法人、奣照(おうしょう)修徳会で、霊跡地としての復興を提唱、整備保存活動を行うようになった。 復興整備は大正4年(1915)までに成就し、翌年から地元の六所集落と合同で春の例祭「六所大祭」が始まった。地元区長らは「受け入れがたい明治の廃社だったが、40戸ほどの集落ではどうにもならなかった。復興して100年続けてこれたのは修徳会のおかげと思っている」と感謝を述べる。今年も4月10日に六所大祭が行われ、全国から信者が集まる。翌11日、東京・田端の修徳会本部で行われるのが「神御衣祭(かんみそさい)」。御座替祭の原型がここにたどりついたというわけだ。 六所のいわれに二つの説 山自体が御神体の筑波山には神社が多い。筑波山神社の摂社になっている安座常(あざとこ)神社、小原木神社、渡神社、稲村神社の4柱に、男体山の筑波男大神、女体山の筑波女大神の2柱を加え、6柱を祭ったのが六所神社とされるが、これには異論もある。 六所大祭を執り行う青木宗道氏によれば、「大化改新のころ、ここに国府を置こうとしたことがあった。久慈、那珂、多賀、茨城、新治、筑波の6郡を治めることから、六所の名がついた」そうだ。とかく神様の山の人事は難しい。 ➡相沢冬樹氏の過去のコラムはこちら

【気分爽快 りんりんロード】1 「自分の世界広がる」髙山了さん

秋はサイクリングシーズン。コロナ禍で、密にならない身近な野外レジャーが注目されている折、「つくば霞ケ浦りんりんロード」をさっそうと走れば気分もリフレッシュできそう。昨年ナショナルサイクルルートに指定され、モデルコースは充実、レンタサイクルもある。日々、りんりんロードと周辺を走る地元の自転車愛好家に、魅力を聞いた。 ポタリングがおもしろい 【田中めぐみ】土浦市在住の髙山了(さとる)さん(73)は、「普段の足慣らし」として日常的にりんりんロードを走っている。 定年退職後、60歳から10年かけて、奈良からローマまでのシルクロード約2万キロを自転車で横断した経験がある。以前から日本の歴史や文化のルーツをたどりたいと考え、定年になり、シルクロードを自転車旅行する愛好サークル「シルクロード雑学大学」(事務局・東京)に所属し、仲間と共に走破した。 次の新たな目標は、日本の海岸線を一周すること。自らを「鉄っちゃん(鉄道ファン)でもある」という髙山さんは、自転車と鉄道を組み合わせて一周する計画を立てている。 日頃走る、りんりんロードの魅力について「りんりんロードを軸に、気ままに脇道に入ってポタリングするのがおもしろい」と話す。「ポタリング」は、目的地を特に定めることなく自転車でめぐる散歩のこと。気ままにサイクリングすると、思いもよらぬ発見があるという。

半世紀前「山津波」が襲った… 筑波山麓で地元団体が防災訓練

【相澤冬樹】猛威をふるう自然災害のニュースが各地から伝わる中、土砂災害警戒区域に指定されている筑波山麓の集落で「里の防災訓練」と銘打ったイベントが6日、地元民間団体の手によって催された。半世紀以上前に起こった「山津波」の現場を見学、被災の様子を経験者から聞いて、今後の防災に役立てようと筑波山麓グリーンツーリズム推進協議会が事務局となり、広く参加を呼び掛けた。 つくば市臼井の筑波山南麓にある里、六所集落が訓練の舞台。同協議会が管理するかやぶき小屋に約30人の参加者が集まって、自前の炊き出しをはさんで、被害体験や防災講義を聞いた。 最後の頼りは「共助」 同所は1966年7月2日未明、突如として起こった山津波に集落の一部が飲み込まれ、8戸が土砂に埋まる被害に遭った。今でいう土石流で、筑波山スカイライン管理事務所下で民間の開発業者が造成していたダムが折からの豪雨で決壊、一気に山を沢伝いに押し流した。人災として開発業者との賠償問題にも発展した事案だった。 当時の経験を語ったのは同集落の元区長、木村嘉一郎さん(91)と小美玉市在住の田村(旧姓・松崎)直子さん(63)。木村さんは、発生時刻とされる2日午前0時10分ごろ、講屋(ごや)と呼ばれる集会所にいたが、次第に大きくなる音で、真っ先に異変に気づき、仲間たちを起こし、自宅や周囲に避難を呼び掛ける役を担った。 「田植えが終わった後、皆で労をねぎらう『さなぶり』の宴席があった。15、6人集まっていたが、雨で翌日の作業もないから、酔っ払って寝入ってしまう者もいた。酒を飲めない自分は、酔い潰れることはなく、話し相手になっていたから、0時を過ぎて大きくなるごう音に気づいた。後で新聞記者に聞かれて、米軍爆撃機の『B29みたいだった』と言ったら、そのまま記事になった。時間にして3~5分ぐらいだったろうか。真っ暗で何も見えない中を逃げ出した。3時ごろになって辺りが白んできて、戻ってみると講屋は泥に埋まっていた」 この山津波で死者は1人も出なかったが、寝込んだところを襲われ、自宅で泥流に巻き込まれたのが当時小学生の田村さんだ。唯一の重傷者として被災者リストに載った。「一緒に寝ていた母親は川に流され、救助されたのだけど、私は蚊帳にくるまってしまっていた。2カ月間入院し、ショックから目が見えなくなる症状まで出て大変な思いをした」という。家はかやぶき屋根と柱が残っただけだった。 木村さんによれば、当時の筑波町役場は被災者救済に熱心で、補償交渉の仲介にも入っていたが、ある時を境に急速に手を引いてしまったという。「復旧というか、復興事業を考えたら、人災というのはまずい。国の支援が遠のいてしまうと町は考えた。なので被災者は微々たる補償で納得するしかなかった」と証言する。「公助、自助、共助というが、最後に頼りになるのは共助しかない」と普段付き合いの中での防災意識の共有が大切と結んだ。 そうした経緯から整備されたのが、集落の北東を流れる沢にある「六所の滝」上流に出来た砂防ダム。この日の防災訓練では、土木技術専門家、大塚太郎さん(49)を招き、現状を見て回るなどした。大塚さんは「洪水被害を除けば、茨城県は災害の少ないところ。そのことが逆に防災への備えを甘くしているところがある。筑波山の山津波は数十年に一度は起こっていることだし、小さな山崩れはたびたびあるようだ。警戒を忘れてはならない」とアドバイスした。 ➡筑波山麓、六所地区の過去記事はこちら

お手柄! 湧水を嗅ぎ当てる 筑波山の水脈を守る会の四国犬

【相澤冬樹】ここ掘れとばかり、愛犬がかき出した地面から水が湧き出した。やがて水が澄んでくると、地中から自噴しているのが分かる。愛犬の名をとって「リリーの泉(仮)」と名付けたのは、「筑波山の水脈を守る会」(つくば市臼井)で事務局を務める茅根紀子さん。同会の活動を1月から始め、4月に作業に入った土地から、6月に来たばかりの四国犬が掘り当てた、最初のお手柄だった。 同会は、筑波山の「水脈」をたずねて、滞ってしまった水の流れを復活させようという取り組みを始めた団体=4月6日付け=で、筑波山南麓の六所集落にある宮山を主に活動している。専門家の指導を受けながら、ワークショップ形式で山に入り下草を刈ったり、沢の河道をふさぐ枝葉を取り除くなどの活動を行っている。 東京生まれの茅根さんは中世ヨーロッパ美術の研究家。2014年、長女の出産を機にドイツ人の夫と地縁も血縁もないつくばにやってきた。筑波山の文化や環境を気に入っての移住だったが、一歩山に入ると森は荒廃し、土壌は硬く、山津波などの災害リスクが高まっているのが分かった。危機感をもつ六所集落の有志らと同会を立ち上げた。 水脈整備の作業を始めてから、四国犬の子犬を飼うようになった。6月に来たときは生後3カ月、娘がリリーと名付けた。「お手もお座りもしない、いたずら好き」(茅根さん)のメス犬だった。 ところが8月末、散歩で4月のワークショップで手を入れた場所に向かうと、リリーは突然駆け出し、杉木立の根元を嗅ぎ出した。直後、勢いをつけて掘り出し、小さな穴を鋭角的に掘りはじめたという。 穴を広げてみると、これが湧水だと分かった。付近は沢筋で、河道が途切れたところでも斜面を掘ると伏流水が姿を現す場所だが、ここは水底から砂粒を巻き上げるように自噴しているのが見て取れた。手を入れると冷たく、伏流水の水温とは異なる。六所集落には「ヒヤミズ」と呼ばれる湧き水があるが、今日ほとんど涸れかかっており、作業に入って初めて見つけた湧水ポイントだった。 お手柄のリリーは同会のマスコット的存在になった。茅根さんによれば「四国犬は日本犬のなかでも最もオオカミに近い犬種。嗅覚と聴覚に優れているとは聞いていたが、ここまでとは思わなかった」そうだ。専門家の意見を聞いて泉の保全を考えていく。 今月は28日が活動日 同会の9月の活動は、28日午前9時、六所皇大神宮霊跡地境内集合で行う。昼食後、随時解散。自然土木が専門の今西友起さんを講師に招く。参加は汚れていい服装(黒系統は避ける)で、水筒はじめノコ鎌や移植ゴテ持参で。昼食代として一人300円(未就学児100円)のカンパを求めている。詳細は同会ブログ。

【亥年折り返し】㊦ 昨季イノシシ500頭を捕獲 つくば市、国道125号をめぐる攻防

【相澤冬樹】つくば市では2018年1月、沼田のつくばりんりんロードで、地元住民がイノシシに襲われケガをする事件があり、4月には金田のさくら運動公園、桜中学校付近で目撃情報がもたらされ、緊張が走った。ここまでくると、学園地区とは目と鼻の距離である。 同市が、イノシシを対象とする鳥獣害被害防止計画を作成したのは2017年度。担当は農業政策課だが、猟友会などと連携した捕獲対策は環境保全課が所管する。19年度までの3カ年、毎年160頭から210頭の捕獲を計画していた。 18年前半の事故と目撃情報から、筑波山ろくの地区長を中心に駆除の要望が高まった。イノシシは11月から翌年3月までが猟期で、銃器とワナによる捕獲体制が強化された。市内には猟友会支部が3地区にあり、協力を呼びかける一方、市も山林上空にドローンを飛ばすなどして生息分布を探り、ワナの適正配置に役立つよう情報を流した。 結果、18年度の捕獲頭数は一気に500頭、計画頭数の倍以上に達した。市環境保全課は「地元にお願いした自助努力の成果が表れた」と胸を張った。筑波山ろくに並行して小田、北条を走る国道125号を越えての目撃情報もぱたり途絶えており、筑波山域への封じ込めには成功しているとみている。地元からも「被害も減っているようだ」(六所地区)と好感されている。 しかし、同課は「手放しでは喜べない」としている。農研機構のイノシシ研究者、仲谷淳さんが指摘していた「捕獲数が多い地域ほど被害も多くなる」状況の可能性を否定できないからだ。500頭もの捕獲がこの先の状況をどう変化させていくか、動向を見守りつづける必要がある。20年度からの鳥獣害被害防止計画の作成に向け、被害情報の収集、狩猟免許取得者の拡大などに取り組んでいる。 仲谷さんによると、イノシシは元来平地を好む生き物なので、山に追い込み、正面から防御すると脇から遠回りに漏れ出す生態がある。筑波山ろくの防御線は土浦市に入ると、旧新治村を通る県道つくば千代田線に変わる。しかし旧土浦市の今泉地区あたりまで侵入跡がみられることから、平地への越境はすでに始まっているようにもみえる。さらに同市東部、市街化が進むおおつ野地区でも出没したとの情報がある。 耕作放棄地や放棄果樹園などを足場に、市街地へ侵入してくると市民生活への影響も懸念される。「市街地では発砲もできず、わなも仕掛けられない。交通事故や安全対策など被害は農地や農作物にとどまらなくなる」(仲谷さん)。 土浦市農林水産課では、「筑波山域には実際、どれほどの生息数がいるのか、実態を計れないところが悩み」という。同市の防止計画はかすみがうら市と共同で19年度に策定。イノシシについては18年度の被害額439万円を21年度に307万円まで減らす目標を立てた。捕獲数の目標は年間150頭。同課によれば、15年以降、直接的な予算は年間250万円ほどで、毎年100頭前後を捕獲してきた。生息実態がつかめないため、これらの計画数値が適正かの判定もできかねているのが実情のようだ。

筑波山の水脈再生に着手 「守る会」が参加呼び掛け

【相澤冬樹】筑波山の「水脈」をたずねて、滞ってしまった水の流れを復活させようという試みが近く始まる。山麓の住民らで立ち上げた「筑波山の水脈を守る会」(松崎崇代表)が広く参加を呼び掛けているもので、つくば市臼井、六所の里から分け入る宮山の西の谷筋を舞台に、専門家の指導を受けながら水脈の再生、整備に取り組む。13日のワークショップを皮切りに、今年あと3回の作業を予定している。 山全体が御神体という筑波山にあって、信仰あつい山麓の人々は古くから、小グループの結(ゆい)をつくって山を守る作業を受け継いできた。しかし人手が入りにくくなった今日、森は荒れ、土壌も硬化し、山津波などの災害リスクが高まっている。一部が土砂災害警戒区域に指定されている筑波山南麓の六所集落では危機感を募らせ、各地の環境再生に実績のある造園家の高田宏臣さん(高田造園設計事務所主宰、NPO 法人地球守代表)を招き、現地を見てもらい講演を聞いた。その上で、守る会結成を決めた。 まずは「ヒヤミズ」の詰まりを解消 同会は、水脈を保全することで、命の源である山を敬い、人と人、人と自然とのつながりを取り戻すことを目的に掲げる。筑波山水脈の大動脈は、女体山・男体山の間に位置する御幸ケ原(直下に男女川の源流がある)から東に大きく振れていると考えられ、その裾野にあたる宮山、お宝山辺りが要の地形となっていた。 宮山の西の谷筋には、六所集落で唯一の湧き水「ヒヤミズ」がある。明治時代、廃社になった六所神宮(今の六所皇大神宮霊跡地)の御神水というが、今は落ち葉や泥が詰まってほとんど水の流れはない「湿地」の状態。やぶに覆われた森は「動脈硬化のように水脈の詰まりがたくさんできている」そうで、まずはこの水脈の再生、保全をめざす。 高田さんの指導で実地に水脈整備を行うワークショップは、13日に第1回を開く。「水脈の詰まりは、人の力で、スコップ一つから解消していける」と集落外にも参加を呼び掛けている。 同会は、この試みが長期にわたるものと見ている。高田さんを招いての年4回の活動のほか、月に1度、ワークショップの資材を自作する活動もあり、こちらも地元の協力者を募っている。 ◆13日(土)の第1回ワークショップの作業は午前9時から午後4時ごろの予定。参加費(ランチ付)は同市筑波地区在住1000円、それ以外2500円、高校生以下500円、就学前幼児無料。参加希望は10日まで、メール(tsukubanomizu@gmail.com)により受け付ける。 ◆守る会への入退会は自由、年会費無料。詳細は同会ブログ(https://tsukubanomizu.hatenablog.com)。

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