子どもの「強み」に着目 関係づくりのコツ学ぶ 12日土浦で講演会

参加を呼びかける実行委員のメンバー。左からマージィ武藤さん、松野祐香さん、赤松洋子さん

【大志万容子】うまく人間関係を築けない子どもたちがいる中、その子の「強み」に着目し、親や周囲の大人とより良い人間関係をつくるコツを学ぶ講座「『強み』で育てるこどものミカタ」が5月12日、県南生涯学習センター(土浦市大和町、ウララビル5階)で開かれる。市民グループ「シェイク・ハンズ・ドット・オゥグ」と“こどものミカタ”養成講座実行委員会が共催。

ここでいう「強み」は、「能力」ではなく「他者に良い影響を与える行動」。同シェイク・ハンズのマージィ武藤さんは「例えば、朝、人に会ったらニコッと笑える。それも強み。どんな子どもにも強みは見つけられる」と話す。

講座のきっかけは、つくば市を中心に長年、子どもや関係者の支援に取り組んできた“こどものミカタ”養成講座実行委員会が昨年、障害のある子どもの学校生活をサポートする特別支援教育支援員のための養成講座を開いたこと。講師の一人、元筑波大教授で臨床心理士の大六一志さんが、子どもと関わるときに有効な視点として紹介したのが、井上さんの「強み探し」だった。参加者から「もっと深く知りたい」と大きな反響があり、一般の人に向けた講演会を企画した。

実行委のメンバーたちは「社会が多様化する中、みんなと同じであることを良しとする学校のシステムはなかなか変わらない」と指摘する。その上で「『強み』に着目することは、子どもと大人のみならず、人と人とが良い関係を結ぶためにも大切なこと。講座をきっかけに強みを見つけられる大人が増え、子どもを囲む社会全体が良い方向に変わるといい」と期待を込める。

講座は2部制。午前10時からの第1部は、強みを探すための方法「ストレングス・トーク(R)」提唱者の児童精神科医、井上祐紀さんの講演と専門家を交えたトークセッション。午後1時45分からの第2部は、参加者がワークショップを通して実際に「強み探し」を体験する。参加費は1部のみ1500円、1部と2部は4000円(2部のみは不可)。申し込みはインターネットhttps://goo.gl/oV9iEX 。問い合わせは℡090・6045・4982またはEメールkodomo-no-mikata@mikata.shake-hands.org。