【コラム・清岡翔吾】僕は高知県の田舎で生まれ育ち、関東の大学を卒業し、就職とともにつくば市の研究学園地区に移ってきました。引っ越してきたときには、ショッピングセンター「イーアスつくば」がまだ建設中で、開発途中の街といった感じでした。
仕事の関係上、つくば市新庁舎をはじめ、研究学園周辺の建物の建設にも携わっており、研究学園地区は自分の人生とともに歩んできた街です。とても親近感が湧いてきます。
これは、子どもが通っている小学校のPTA活動も大きいと思います。現在3人の子どもがおり、慌ただしい日々を送っていますが、長女が幼稚園に通っていたころは、正直、PTA活動に興味がありませんでした。
しかし長女が小学校に上がり、何かやらなければと思い、葛城小学校のPTA活動もあって地区委員を務めました。そこで初めて、学校と保護者、地域との関わりを知り、安全な登下校や学校生活のために、保護者活動の重要性を学びました。
研究学園は第2の故郷
研究学園地区周辺は開発が進み、子育て世代が移り住んできたことで、小学校の数も急激に増えています。そのため、学区など非常に不便に感じることも生じています。特に葛城小学校地区の難しいところは、元々葛城小付近に住んでいた地域住民と各地から移ってきた新住民が暮らす、新旧住民地域となっていることです。
そのような住環境もあり、PTA活動に希薄さを感じることもありますが、現在、葛城小では従来のPTA活動を廃止し、基本的な活動を保護者の方々や地域の方々のボランティアに頼る任意団体となっています。
僕は「研究学園は自分の第2の故郷」と思い、学校関係だけではなく様々な地域活動に参加し、地域を縁の下から支えられればと思っています。
僕はやってもいないことに「できない」と言うのが苦手です。何事にもまずチャレンジします。研究学園地区での活動を通じ、自分が何者なのか、何者になれるのか、探していきたいと思います。(保護者と教職員と地域のみんなで応援する団体『葛小応援団』団長)