スタジオ’Sが参加者募集
子どもたちがさまざまなアートを体験する「キッズアートツアー」が10日、筑波大学で開催される。つくば市二の宮のアートスペース、スタジオ’Sが筑波大と連携し運営する「スタジオ’S with T」の企画だ。今回は同大芸術系学生の案内で子どもたちが大学のアトリエ施設を見学したり、ワークショップを体験する。コロナ禍、2020年から22年夏までは展覧会形式での開催となっていた。対面での開催は3年ぶりとなる。
今回のテーマは「日本画」だ。同大の芸術系日本画領域と協働する。会場となるのは同大芸術系アート&デザイン実習室で、アトリエ見学ができる。見学コースの一つ、大石膏(せっこう)室は巨大なダビデの石膏像などがあり、同大の象徴的施設の一つだ。その後、日本画ワークショップが行われる。絵の具を和紙にしみ込ませて模様を付け、クリスマスランタンを作る。
キッズアートツアーはこれまで同市二の宮にあるスタジオ’Sで開かれてきた。今回は場所を移し筑波大学での開催となる。スタジオ’Sは「今回は2016年から行ってきた企画のリニューアルとして筑波大学でやることになった。今後も継続して筑波大学で行っていくかは分からないが、一つの試み」と話す。

スタジオ’Sは関彰商事が「地域とともに『文化』を作り上げていく」との運営方針で、1989年に開設した。2016年5月からは県文化振興計画にのっとった人材の育成、文化の担い手の育成、次世代を担う子どもの育成、文化に関する教育の充実を目指した活動を行ってきた。「キッズアートツアー」は2016年から筑波大学との協働で始まった。
◆キッズアートツアーは10日(土)①午後1時~2時30分と②午後3時~4時30分の2回、筑波大学体芸術エリア(筑波キャンパス南地区)で開催。対象は小学生(1家族1人まで保護者の同伴可)。参加費500円(材料費及びイベント保険料など)。定員は各回15人。参加申し込みはスタジオ’Sのホームぺージ、問い合わせは電話029-860-5151(関彰商事総務部)またはEメールstudio@sekisho.co.jp。