土浦市中央1丁目の空き店舗で、地元の常総学院高校美術部員によるシャッターアートが完成間近だ。市のイメージキャラクター「つちまる」を主人公にした5コマの作品がお目見えする。
この取り組みは、景観に彩りとにぎわいを生み出そうという市の「中心市街地シャッターアート事業」。賛同した同高美術部員7人が筆を執った。
シャッター4枚の”キャンバス”には、つちまるがプレゼントの箱を見つけて中身が何かを考えて楽しむ物語が描かれ、花火やカレーも登場する。1年深澤透矢さん(16)が中心になり考えた。「多くの人に立ち止まって見てもらえるようにマンガ風にした」という。
制作は26日から下地塗りや下描き、着色とていねいに作業を進めている。顧問の榎本篤教諭によると「シャッターに絵を描くことは部員全員が初めてなので凹凸をきれいに塗るのに苦労していた」という。
1月中に完成予定。部長の2年清水凛さん(17)は「自分たちの絵で土浦が明るく、にぎやかになることを願っています」と話した。(谷島英里子)
