新たに3カ所が落下の危険 筑波大渡り廊下 通行禁止に

「通行禁止」のバリケードが立てられた筑波大学平砂学生宿舎8号棟~9号棟間の渡り廊下。所々にさびが目立ち、専門外の人間が見ても老朽化していることが一目で分かる。宿舎の掲示板には連絡通路通行止めに関する告知書が貼られていた=21日夕

筑波大学(つくば市天王台)で連絡通路(渡り廊下)の屋根が崩落した問題で、同大は21日の定例記者会見で、落下の危険がある渡り廊下が新たに3カ所で見つかったと発表した。いずれも18日に通行禁止にしたという。

3カ所は▽平砂学生宿舎8号棟~9号棟間の渡り廊下(1975年施工)▽同宿舎10号棟~11号棟間の渡り廊下(同年施工)▽医学エリア4B棟~4C棟間の渡り廊下(2005年施工)。平砂宿舎の2カ所は、10日に崩落した人文社会学系棟などがある第1エリアの連絡通路屋根と同じ42年前に建築された。医学エリアは建築後12年しか経っていない。

いずれも建築基準法が定める3年に1回の定期点検が必要な施設の対象外とされ、これまで特に定期点検は行われなかったという。10日に起きた連絡通路屋根の崩落事故を受けて、構内の連絡通路全77カ所を12日から緊急点検したところ、問題の3カ所でボルトがさびていたり、接合部にすき間が見つかったため通行禁止にした。

一方、10日に屋根が崩落した通路については、屋根の解体・撤去工事や通路破損箇所の修理が終了し、20日から再び通行できるようになった。

同大では今後さらに、連絡通路全77カ所の調査を外部の専門業者に依頼することを検討している。(崎山勝功・ラヂオつくば特約記者)