【鈴木宏子】JA水郷つくば本店(土浦市小岩田西)1階に19日、農産物直売所「サンフレッシュ土浦店」(宮本正幸店長)がグランドオープンする。店舗面積約520平方メートル、県南地域最大規模となるJAの農産物直売所で、近隣住民に向けたプレオープンを18日に予定している。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため緊急事態宣言が発令されていることなどから、新聞折り込みちらしなど大々的な広告宣伝は実施しなかった。今回は特売なども実施せず、静かなオープンとなる。新型コロナウイルスが収束したら改めて特売を実施したいとしている。

7市町村の生産者160人が直売
直売所は土浦、龍ケ崎、牛久、かすみがうら、美浦、阿見、利根7市町村の生産者約160人が新鮮なとれたて野菜を直売する。日本一の生産量を誇る土浦のレンコン、味が濃く甘みと酸味のバランスがよい龍ケ崎のファーストトマト、一般のダイコンに比べみずみずしく生食向けの牛久ブランド河童大根、美浦のマッシュルームなど特産品のほか、50~60種類の農産物をより安く販売する。
漬け物、こんにゃく、赤飯、ピーナッツ加工品、草もち、レンコンケーキなど地元農家手作りの加工品のほか、れんこんめん、れんこんサブレーなどが並ぶ。災害時に水なしでそのまま食べられる地元産コシヒカリの備蓄ライスなどJA水郷つくばオリジナルの加工品や、茨城みやげに好適な県内各JAのオリジナル加工品も取りそろえている。
店内にそば、バウムクーヘン、パンの各店舗も併設し、イートインスペースもある。

3JA合併し本店1階に
2019年2月1日にJA土浦、JA竜ケ崎、JA茨城かすみの3JAが合併して誕生したJA水郷つくばの目玉となる直売所だ。
JA水郷つくば本店は13日、土浦市田中から直売所のある同市小岩田西に移転したばかり。本店1階が直売所となり、旧JA土浦の直売所1号店、サンフレッシュ土浦店が同市粕毛から同市小岩田西に移転する形となる。宮本店長は「元気に笑顔でお迎えしたい」と話している。
◆同店は土浦市小岩田西1-1-11(旧ケーズデンキ土浦店)。プレオープンは18日(土)午前9時30分、グランドオープンは19日(日)午前9時30分。営業時間は午前9時30分~午後6時。定休日は毎月第1水曜。問い合わせは電話029-821-4826(同店)