つくば警察署が完成、3月2日開署 中央署と北署が統合

つくば警察署の外観。27日報道関係者を対象にした内覧会が開かれ施設が公開された

【鈴木宏子】つくば市学園の森に建設されていたつくば警察署が完成し、3月2日開署する。つくば中央署(同市竹園)とつくば北署(北条)が統合され、市のほぼ中央に移転する。つくば警察署は敷地面積約2万平方メートルと県内の警察署で最大。初めて免震構造が採用され、災害に強く県南の拠点となる。

庁舎は鉄筋コンクリート造5階建て、延床面積約5600平方メートル。災害に備え、大型非常用発電機を備えているほか、敷地内の地下に約2万リットルのガソリンを備蓄する。約380台分の駐車スペース(来庁用は約180台)があり、災害時は駐車場の一部がヘリコプターの離発着場となる。

庁舎1階は中央ホールを囲んで、総合窓口と運転免許更新窓口などが設置され、さらに交通課などの執務スペースと相談窓口などが配置される。2階は刑事課、生活安全課の相談窓口と、さらに取調室18室が設置される。3階は留置施設で男性用が12室、女性用が6室配置。4階は会議室など、5階は道場。

庁舎1階ホール。ホールの両側に総合窓口や運転免許更新窓口などが設置される

庁舎は、県民が利用しやすい、災害に強く県南地域の拠点になる、警察活動を効率的・機能的にする―の3つのコンセプトで設計された。

署員は250~260人が配置される予定で、土浦署よりやや多い規模となる。建設費は約30億円。

中央署は解体、北署は分署に

県警本部の警察施設再編整備計画第2期計画に基づいて統合・新設された。北署は小規模であること、一つの市に二つの警察署があり市内を分断していたことから、統合後は行政や地域住民とより一体となった警察活動を推進する。

移転・開署後、中央署は建物を解体する。跡地の利活用は県庁が検討する。一方、北署は分署として維持し、運転免許の更新などが引き続きできるようにする。

同市の2019年の刑法犯認知件数は2125件(暫定値)と、水戸市を抜いて県内44市町村中、ワースト1位だった。人口当たりの犯罪率は土浦市、神栖市に次いでワースト3位。