【鈴木宏子】つくば市は6日、市立二の宮保育所(同市二の宮、御田寺喜代子所長、園児数128人)の給食に同日出されたホウレンソウのごまあえに、大きさ9ミリ程度のカタツムリの殻が混入していたと発表した。回収したほかのごまあえに混入はなかった。
市幼児保育課によると、4歳児がクラスで給食を食べ始めようとしたところ、カタツムリの殻を見つけた。担任の保育士がすぐに所長に連絡し、食事を始めたばかりの3~5歳児クラスのごまあえをすべて回収した。0~2歳児のクラスは食事を終えた後だった。
市はつくば保健所に連絡した。医療関係者に確認したところ、熱湯処理した食材であるため健康影響はないという。市は所長名で全保護者にお詫びの文書を出した。
ごまあえは、市内の業者から生のホウレンソウを納入し、同保育所内の調理室で調理員が調理した。袋から取り出して洗い、10分間ゆでて、冷水でさらに5回洗うなどしたという。市は混入経路を調べている。
五十嵐立青市長は「先日、異物混入事案が発生し各公立保育所に注意喚起をしたばかりにもかかわらず、同様の事案が発生し申し訳ありません。今後は給食のマニュアルの再確認、定期的な研修を行うなど徹底した再発防止に努めます」とするコメントを発表した。