【池田充雄】第101回全国高校野球選手権茨城大会は18日、3回戦のうち雨で順延となっていた2試合が笠間市民球場で行われ、第1試合では土浦日大が中央に4対0と完封勝ちを収めた。4回戦8試合はいずれも20日、県内4球場で行われる。
土浦日大の先発は荒井勇人。雨天順延が続きコンディションの維持が難しかった試合で、エースの称号にふさわしい活躍をした。許した安打は散発の5本。奪三振は毎回の13。132球で9回を完投した。
しかし打線の方は、なかなかエンジンがかからなかった。初回は、中央の先発・野口航が足を痛めた影響もあって2死満塁のチャンスを作るが、緊急登板したエース佐藤匠に抑えられ逸機。2回以降も適度に荒れる佐藤の投球に狙い球を絞れず、5回まで散発3安打の展開に持ち込まれてしまう。

土浦日大に流れが来たのは6回裏。四球2つと荒井の左翼線二塁打で無死満塁とすると、中央は佐藤を下げ野口を再びマウンドへ。ここから岡野由伸の三塁ゴロでまず1点。1番に戻って鶴見恵大は、カウントを取りに来たインコースの直球を左前へ運び、二塁打として2人が還り、この回3点を奪った。
さらに7回にも4番・丸山恭平がショートゴロで出塁すると、荒井がこの日2本目の二塁打を右中間へ放ち追加点。中央は8回表、四球と安打で2死一、二塁のチャンスを作り、友部大輝がファールで粘るものの、最後はショートに打ち上げて万事休した。

20日に4回戦8試合
これで土浦日大は4回戦に進出。20日にノーブルホームスタジアム水戸の第1試合で、Bシードの水城と対戦する。
同日、J:COMスタジアム土浦では、第1試合で藤代-霞ケ浦、第2試合で常総学院-東洋大牛久の日程が組まれている。