今年のバラは長く楽しめそう 「つくばローズガーデン」公開始まる

咲きそろうにはまだ早いものの、無料オープンにファンが早速駆けつけたつくばローズガーデン

【相沢冬樹】バラ園「つくばローズガーデン」(つくば市古来、藤沢仁子園主)の一般公開が13日始まった。今年は「気候のせいか堆肥が効いたせいか、例年になく大量のつぼみをつけている」(藤沢園主)そうで、長く楽しめそうな14シーズン目に突入した。開花状況を見ながら17日にも有料営業に切り替える。

つくば市長を2期務めた藤沢順一さん(79)が自宅前の畑を自ら耕し、丹精した。2005年から一般公開をしている。後援している少年野球チームの子供たちがバーベキューパーティーを開けるよう芝生広場を作ったのが始まり。東京農大で農業を学んだ元市長は、低農薬、有機栽培のバラづくりに取り組み、年々栽培品種を充実させていった。今では約3000平方メートルの敷地に約700品種、2500本のバラを育てている。

元市長は今も朝5時に起きて、花のせん定や水やり作業にいそしむ。3女、仁子さん(41)は東京で会社勤めをするOLだったが、つくばエクスプレス(TX)が開通して自宅から通勤するようになると、父の孤軍奮闘を見かねてバラ園を手伝うようになった。会社を辞め専従となったのは2014年のシーズンから。特に知識も技術もなかったが、父親やその周囲の専門家から栽培法やガーデニング術を学んだ。

園内は雑木風ガーデンやバラの回廊、イングリッシュローズエリアなどでゾーニングされるが、今シーズンは仁子さんの発案で、スイートピーなど宿根草を配したミニガーデンを開設した。シーズン中の週末には姉2人も帰宅して、3姉妹で園を切り盛りするという。

昨年は春先からの気温上昇で、花期が早々に終わってしまったが、今期の生育状況は順調。常総市で作られる「野草堆肥」を用いるようにしたところ、つぼみの着きがよく、つるバラで白い花の中心が赤く色づく「ピエール・ドゥ・ロンサール」種など、いち早く開花した。つぼみもびっしりつけて長く楽しめそうという。

青い花をつける「青龍」種あたりが咲き出す今月24日から26日あたりが最盛期の見ごろとなりそう。26日には午前11時30分~と午後1時~の2回、スターライトジャズオーケストラの演奏会が予定されている。

◆つくばローズガーデン=つくば市古来458。2019年のオープンガーデンは5月13日から6月16日まで(予定) 開園時間は午前9時~午後5時 入園料・一般500円。URL:http://tsukubarosegarden.com/

朝は5時からバラ園で働き、夜7時には寝てしまうよと日焼けした顔をほころばす藤沢順一さん