機先制せず延長で力尽きる B2ロボッツ新本拠地オープニングゲーム

オープニングセレモニーの華麗な光と映像の中から、ロボッツの選手たちがコートに姿を現す=水戸市緑町のアダストリアみとアリーナ

【池田充雄】男子プロバスケットボールB2リーグの茨城ロボッツは6日、新本拠地アダストリアみとアリーナ(水戸市緑町)のオープニングゲームとして、2018-19シーズン第30節の群馬クレインサンダース戦を開催。会場にはB2新記録となる5041人の観客が詰めかけ満員御礼。試合は延長までもつれ込む熱戦の末、75-86で茨城が敗れている。

5000人の観客がボールの行方に歓声と嘆息を上げる=同

敗因について、茨城の岩下桂太ヘッドコーチは「第1クオーターでどれだけ勢いに乗れるかにかかっていた。ここで7-18とリードを許したことが全て」と、立ち上がりの悪さを第一に挙げた。さらに「相手はインサイドを支配してきたが、うちはローポジションから強くアタックできる選手がいない。しかしドライブで攻められる選手はいるので、そこでガツンとやれるようにしたい」と、以前から課題だったインサイドの弱さにも言及した。

第2、第3クオーターでは、最大15点のビハインドから追い上げ、一時は4点のリードを奪うことができた。眞庭城聖主将は「序盤のリズムの悪さが改善された。走って外から入る、スピーディーで動きのあるバスケを見せることができた」と分析する。

第4クオーター終了時は73-73の同点。だがその後、5分間の延長戦で11点の差がついてしまった。コナー・ラマートが4ファールでベンチに下がり、リバウンドやルーズボールが取れなくなったことが一因。また、コートの中に攻撃の組み立て役がいない時間帯もあった。

アンドリュー・ランダルが低い姿勢で攻め込む㊧と攻守で存在感を発揮したコナー・ラマート

B1昇格の可能性消滅

これで茨城は34勝21敗となり東地区3位、5試合を残して首位の群馬とは6ゲーム差。ワイルドカードにも入れず、今季のB1昇格の可能性は消滅した。眞庭主将は「もちろん残念だが、一方で新しいアリーナで戦えた感激もある。5000人を集客し、今まで見たことのない光景、聞いたことのない歓声を味わえ、このチームのポテンシャルを証明できた」と複雑な心境を語る。

くしくも、今日の対戦相手だった群馬のヘッドコーチは、かつてつくばロボッツを指揮した平岡富士貴さん。こちらも「思い入れのある体育館なのでぜひ勝ちたかった。素晴らしいアリーナで、大勢のブースターの前で大好きなバスケができたことに感謝したい」とコメントしている。

「この雰囲気を選手として味わえたことは感慨深い」と眞庭城聖主将㊧と試合後に挨拶する岩下桂太ヘッドコーチ