犬からイノシシへ 東筑波ユートピアで干支引き継ぎ式

互いに鼻を突き合わせる今年の干支イヌと来年の干支イノシシ=石岡市吉生、東筑波ユートピア

【斉藤茂】石岡市吉生の動物園「東筑波ユートピア」で20日、今年の干支の戌(いぬ)と来年の亥(い)=イノシシ=の引き継ぎ式が行われ、同園のマスコット犬「りく」(柴犬)と、この夏同園で生まれたというイノシシが仲良く式に臨んだ。

式典は同園のエントランスに祭壇を設けて行われ、2頭が他の動物を代表して筑波山神社(つくば市)と神名神社(石岡市)の宮司から幸せと健康の祈願を受けた。

2頭は終始、おとなしくして式典に臨んだ。式典後、同園オーナーの小川高広さん(80)が2頭の頑張りに感謝して両脇に抱きかかえると、互いに鼻を突き合わせてそれに応えるなどほほえましい光景も。取り囲んだ報道陣や見物客らが盛んにシャッターを切っていた。

同園ではテレビ放映をきっかけに全国の大勢の動物ファンから寄せられた募金約5800万円を元に現在イノシシランドを整備しており、来年3月には約40頭のイノシシを一般公開する予定。

小川高広さんは「動物園の運営は決して楽ではなく、赤字続きで何度も止めようと思ったが、今年は全国から励ましの声が届き、若いスタッフたちも意を強くしている。来年はイノシシが活躍してくれることを期待している」と、笑顔で今年を振り返っていた。