火曜日, 10月 27, 2026
ホームスポーツ泳げる霞ケ浦 300人が体感 トライアスロンフェスタ初開催

泳げる霞ケ浦 300人が体感 トライアスロンフェスタ初開催

【池田充雄】霞ケ浦をアピールするスポーツイベント、第1回霞ケ浦トライアスロンフェスタが23日、土浦市川口の土浦新港周辺特設コースで開かれた。全国から約300人が参加し、秋晴れの空の下、スポーツを通じて土浦の街と自然を体感した。

今年3月、土浦駅ビルにサイクリング拠点「りんりんスクエア土浦」がオープンし、10月15日から「第17回世界湖沼会議いばらき霞ケ浦2018」が開幕するのを記念し、県トライアスロン協会と土浦青年会議所(JC)が実行委員会を組織して主催した。大会副会長で土浦JCの2018年度理事長、伊東博幸さんは「水質が安定してきた霞ケ浦をアピールし、さらなる浄化へ弾みを付けると共に、一人でも多くの人に私たちの郷土の魅力に触れていただき、交流人口の拡大と地域振興に貢献したい」と話す。

コース設定はスイムは土浦新港内、バイク(自転車)は手野・田村町のりんりんロードとハス田地帯の農道、ランは川口運動公園の周辺や新川沿いの緑道を走った。特にバイクのコースを「自然豊かで気持ちよかった」と評価する参加者が多かった。

女子レギュラーの部で準優勝した筑波大トライアスロン部の柿野日菜さん(4年)は「走っていてレンコン畑が楽しかった」と話した。ファッションモデルでトライアスリートとしても知られる道端カレンさんも競技の一部に参加し、霞ケ浦の水質に「濁り具合は近くの人もよく見えないほどだったが、思ったより泳ぎやすく、口に入った水も普通で気にならなかった」と感想を述べた。

今後、実行委員会では、この大会を年々盛り上げていき、将来的には霞ケ浦を一周する大規模なものに育てたいと考えているという。

女子レギュラーの部準優勝の柿野さん㊨と、同3位の小沼楓果さん(日大トライアスロン部、4年)。2人共10月7日開催の福井国体トライアスロン競技の県代表。「国体は初めてだが代表にふさわしい活躍をしたい。まわりを笑顔にし、元気にさせるような走りをしたい」と柿野さん

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho





spot_img

最近のコメント

最新記事

つくば市と水戸市の少子化対策を比較《水戸っぽの眼》18

【コラム・沼田誠】フェイスブックを眺めていたところ、千葉県の熊谷俊人知事の投稿が目に入った。少子化対策に関するもので、子どもの医療費や保育料の助成を競ってきた自治体の施策の多くは、少子化対策というより「社会増の奪い合い」だったのではないか、という指摘である。 千葉では全市町村が、高校卒業相当の18歳まで医療費を助成している(茨城でいうマル福)が、県内の出生数は9年で28%減ったという。知事は施策を、お金の支援と、可処分時間・子ども部屋を持てる住環境・出会いを整える策に分け、自治体が力を入れるべき施策は後者だと主張している。今回はこの指摘を踏まえ、つくば市と水戸市の施策をチェックしたい。 水戸は重要課題、つくばは人口増加 水戸市は人口減少を最重要課題に掲げている。2026年度は、給食費の無償化に13.1億円、第2子の保育料無償化に3.39億円を充てている。住まいを支える補助もあるが、規模は小さい。 気になるのは指標だ。第2次総合戦略は出生率1.70を目標にしたが、現行の第3次戦略の指標(概要版)に出生率はなく、年少人口や子育て世帯の社会動態が並んでいる。転入と転出の差を目標にするのは、熊谷知事の言う「社会増」の物差しそのもので、明確な転換があったようだ。 つくば市はどうか。2028年度の市長所信表明に「少子化」の用語は見当たらない。強調されたのは、人口増加率が全国第3位ということだ。第3期戦略プランでも、少子高齢化についての言及はあるものの、施策としてはパッケージ化されていない。対策として明示されているのは、不妊治療費助成(上限4万円)くらいだ。 両市の内容を整理すると、水戸は少子化対策を掲げ、手段はお金による支援が中心。つくばは転入によって人口が増えていることもあり、少子化対策を前面に出していない。 出生率、つくば1.49、水戸1.42 出生率はどうだろうか。厚生労働省の2018〜22年の5年間の推計値では、つくば市は1.49、水戸市は1.42、茨城県は1.34、全国は1.33。人口が増えも減りもしない水準(置換水準)は2.07で、いずれもこの数値には遠く及ばない。つくば市と水戸市に共通するのは、それぞれの施策が出生率に効いたかを確かめる数字が見えにくい。 出生率低下は、労働力の確保や社会保障制度の維持に関わる課題である。OECD加盟国のほとんどで出生率は置換水準を下回っているが、日本はその中でも下位に位置する。もちろん、婚姻や出産は個人の自由であり、強制できるものではない。だからこそ、婚姻や出産をしやすい環境だけは十分に整える必要がある。基礎自治体のレベルから、対策を間違えないことが重要なのではないか。 そうした環境を整えることは、結果的に他の世代にも住みやすい社会をつくることになるのではないだろうか。(元水戸市みとの魅力発信課長)

サンガイア、SVグロースに参戦 31日 ホーム開幕戦

バレーボール大同生命SV.LEAGUE GROWTH(SVグロース)男子のつくばユナイテッドSunGAIA(略称サンガイア、本拠地つくば市)は31日、結城市のかなくぼ総合体育館で今季開幕戦を迎える。対戦する千葉ドット(本拠地千葉市)は、今季サンガイアから3選手が移籍した因縁の相手だ。加藤俊介監督に開幕に向けた意気込みを聞いた。 SVグロースは、SVリーグと旧Vリーグの間に設置された新しいリーグ。将来的にSVリーグ入りを目指す8チームが集まった。「旧V1リーグ東西カンファレンスの上位チームが参加し、V1よりもレベルが上がった。トップリーグであるSVリーグの下部リーグということで、社会的な注目度も上がってくると思う」と加藤監督は期待する。 SVグロースでは選手の出場機会を増やし、実戦経験を積ませるための新ルールも導入された。その一つが選手交代回数の最大化だ。1セットにつき従来の6回から12回へと倍増された(SVリーグは国際ルールの8回)。例えば先発メンバー6人を全員ベンチに下げ、その6人をもう一度コートに立たせることも可能になった。またベンチ入り選手数の上限も、従来の14人から16人に拡大している。 「より専門的な能力を持った、一芸に秀でた選手の出番が増えると思う。2枚替えや3枚替えといった戦術的交替も使いやすくなる。初の試みなので、頭の中ではいろいろ考えているが、機能するかどうかは実際にやってみないと分からない面もある」 「目指すは優勝のみ」 そうした環境の変化の中で、サンガイアとしてはどのような戦いを繰り広げるのか。 「目指すのは優勝のみ。ふたを開けてみないと分からないが、各チームとも陣容が大きく変化しており、リーグのレベルが上がってタフなゲームが増えると思う。それに対し、昨季も若い選手が多い中、最終節までプレーオフを目指して戦えた経験は、今季への大きな財産になっている」と加藤監督。 メンバーも大きく入れ替わった。特に注目したいのは地元出身選手2人の加入だ。まず笠間市出身のアウトサイドヒッター(OH)、佐々木駿(土浦日大高-明治大)。守備力に優れ、スピードある攻撃が得意。もう一人は石岡市出身のOH櫻井佑都(土浦日大高-日本大-レーヴィス栃木)。堅実なレシーブから攻撃力を発揮し、敵としてもやっかいな存在だった。 ほかにOHでは、昨季のポイントゲッター長谷川直哉は千葉ドットへ移籍したが、代わりに東地区得点王の小松一哉を埼玉アザレアから獲得。長谷川の穴を埋めてくれるはずだ。ミドルブロッカーも大きく入れ替わったが、山本帯刀(大同特殊鋼知多レッドスター)、水野徳力(フラーゴラッド鹿児島)ら新加入選手への期待は大きい。 「新メンバーが多いのでゲーム慣れが必要。序盤戦はコンビネーションに不安もあるが、気を付けて戦っていけば波に乗れると思う」と加藤監督。特に初戦の相手である千葉ドットには、長谷川のほか松林哲平、森居史和という昨季の主力3人が移籍しているので「絶対に負けたくない。しっかり2連勝でスタートしたい」という強い思いがある。(池田充雄) サンガイアのホームゲーム日程▽2026年10月31日・11月1日 かなくぼ総合体育館 vs千葉ドット11月21・22日 霞ケ浦文化体育会館 vsきんでんトリニティーブリッツ12月5・6日 茨城トヨタスポーツパークうしく体育館 vsヴィアティン四日市12月19・20日 つくばカピオ vsクボタスピアーズ大阪▽2027年1月16・17日 霞ケ浦文化体育会館 vs千葉ドット2月6・7日 つくばカピオ vsアイシンティルマーレ碧南2月20・21日 霞ケ浦文化体育会館 vs富士通カワサキレッドスピリッツ3月20・21日 茨城トヨタスポーツパークうしく体育館 vsレーヴィス栃木

14年越しで隠岐諸島・海士町へ《文京町便り》57

【コラム・原田博夫】9月中旬、専修大学社会科学研究所(私は今、研究参与)の「地域資源を活用した地域づくりと産業振興」実態調査で、島根県の松江市、奥出雲町、海士町(あまちょう)を訪ねた。調査対象地に隠岐諸島の海士町が含まれていたことが、この調査に参加するきっかけだった。 14年前、日本経済研究センターの研究会(千代田区大手町)で、当時海士町長だった山内道雄さんの話を伺ったことがある。山内町長は「逆転の地域づくり・町おこし」で全国的に著名な方だった。町の現状打破に向け繰り出す政策に、地域おこしのリーダーとしての魅力を感じたものだ。 海士町が含まれる隠岐郡(隠岐諸島)は四つの有人島と180余の小島からなっている。四つの有人島が、海士町、西ノ島町、知夫(ちぶ)村からなる島前(どうぜん)と、隠岐の島町の島後(どうご)から構成されることを、今回の調査で初めて知った。 松江市に前泊した関係で、七浦港から隠岐汽船フェリーで約4時間かけて海士町の菱浦港(ひしうらこう)に到着した。同港はよく整備されていて、同町観光協会の若いスタッフが、われわれを市内の宿泊施設に案内してくれた。この若者たちが、海士町の現状を語る上で重要な役割を担っている。これだけの数の若者が昼日中から動き回っていることに驚いた。 宿泊拠点「Entô」は順調 海士町ではいろいろな施設を訪ねたが、町役場では、隠岐ユネスコ世界ジオパークで泊まれる拠点「Entô(エントウ)」を運営している青山敦士代表(北海道出身)の話をうかがった。宿泊料はかなり高いが、「隠岐の自然や人の営み、地球の時間を感じる滞在」をモットーに運営しており、事業は順調なようだ。 新しい庁舎1階のロビーでは、20数名の若者が何やら皆でプレゼンや意見交換している。ドアが開いている奥の町長室には「誰でも入れます」のプレートが掛かっている。のぞくと、青いTシャツ姿の中年男性から「ヤー、ドウモ」と、昔からの知り合いのような声が返ってきた。大江和彦市長で、2012年9月に山内道雄前町長からもらった名刺を取り出して見せすると、「やー、懐かしいな。私の名刺もこのスタイル、‘ないものはない’をほぼ引き継いでいます」と、人をそらさない人柄。 鳥取県の境港に向けフェリーで海士町を離れる際は、われわれの滞在をサポートしてくれた若者数名が横断幕を持ち、出航の銅鑼(どら)で見送ってくれた。調査団の海士町滞在と各種調査には相当の金額がかかったが、この経費は当然の対価ではないかと振り返っている。(専修大学名誉教授)

科学万博や鉄道…街の変遷たどる 国土地理院が「地図展つくば」

24日から 県内初、開館30周年記念 「第59回地図展2026つくば―常陸の先人から研究学園都市・つくばへ」が24日、つくば市北郷、国土地理院内にある地図と測量の科学館で始まった。今年、同館が開館30周年を迎えたことを記念し、茨城ゆかりの地図製作者たちの業績やつくばの変遷を、地図や空中写真など約200点の資料で紹介する。11月1日まで。 地図展は、地図を通して国土や地域への理解を深め、地図の利用を促進することを目的に、1967年に東京で始まった。地図展推進協議会と国土地理院が主催し、茨城県内での開催は初めて。 茨城ゆかりの先人の古地図を展示 2階の特別展示室では、江戸時代後期に全国を測量して日本地図を作った伊能忠敬の「伊能図」をはじめ、茨城ゆかりの人物が手掛けた国内外の地図の複製などを展示する。日本地図の先駆者で高萩出身の長久保赤水、樺太を探検した幕府の役人でつくばみらい出身の間宮林蔵、小笠原諸島の地図を作った笠間出身の小野友五郎、地図や地理書を収集・研究した古河藩家老の鷹見泉石らを紹介する。伊能が間宮に宛てた手紙などの関連資料も並び、地図製作に取り組んだ先人たちの仕事を知ることができる。 2階の廊下には、1883年から2019年までに作られた、現在のつくば市域を描いた8枚の地図を展示する。さらに床面には、国土地理院の測量用航空機「くにかぜⅢ」が2025年から26年にかけて撮影した、つくば市の大型空中写真が広がる。縦7メートル、横6メートルの写真は、上空約4800メートルから撮影されたもので、縮尺は3500分の1。担当者によると、身長170センチの人が4800メートル上空の飛行機の窓から目にする光景と同じ縮尺を再現した。 幻の城南電気鉄道谷田部線の資料も 1階の地図のギャラリーでは、「あの日のつくば、今のつくば、そしてこれからのつくば」をテーマに、主に1980年から現在までのつくば市の変遷を、地図や空中写真でたどる。1985年開催の「科学万博」に焦点を当てた展示では、万博会場があった谷田部地区や、万博開催に合わせて設けられた万博中央駅(現在のひたち野うしく駅)周辺などを取り上げ、建設前から現在までの街の変化を紹介する。このほか、土浦駅と岩瀬駅を結んだ筑波鉄道筑波線や、筑波山ケーブルカー・ロープウェイ、大正後期に建設計画が持ち上がった幻の常南電気鉄道谷田部線に関する地図、写真、パンフレットなども展示する。地域の交通の歴史を振り返ることができ、郷土史や鉄道に関心のある人も楽しめる内容となっている。 開会式で、地図展推進協議会の稲葉和雄会長は、地図展が地図への親しみを深め、利用を促すために始まったとし、「デジタル地図が身近になる一方、紙の地図からは地形や文化財の分布、地域の発展の歴史などを読み取ることができる。また、水害時には標高を示す地図が避難先や水の流れを考える手掛かりになる。展示では、それぞれの気に入ったコーナーを楽しんでいただけたら」と来場を呼び掛けた。 国土地理院の河瀬和重院長は、長久保赤水や間宮林蔵ら茨城ゆかりの先人と、国土地理院がつくばに立地することとのつながりに触れ、「つくばは歴史ある街並みや筑波山を擁する一方、研究機関が集積する科学技術の拠点として発展してきた。つくばの魅力や日本の国土への理解を深めていただけるものと期待している」と話した。 つくば市内の科学館を巡る「つくばの科学館JAXA衛星スタンプラリー」の一環で訪れた大阪府の木村真さん(30)は、「伊能忠敬より42年も前に地図を作った長久保赤水という人がいると初めて知った。実際に歩いたわけではなく、膨大な資料や天文学の知識を集めて作ったことにも感銘を受けた」と話した。(柴田大輔) ◆「第59回地図展2026つくば―常陸の先人から研究学園都市・つくばへ」は、つくば市北郷1、国土地理院内の地図と測量の科学館で、11月1日(日)まで。会期中は休館日なし。開館時間は、午前9時半から午後4時半まで。入館受付は午後4時まで。入場無料。来場者には記念地図が配布される。イベント詳細、問い合わせは一般社団法人日本地図センターのイベント公式サイトへ。 ▽25日(日)午後1時半から1階ラウンジで講演会が開かれ、日本地図センターの初代地図大使を務めるタレントの石原良純さんが「地図と空を飛ぶ~眼下に広がる地図景色~」と題して講演する。同日午後3時からは1階オリエンテーションルームで、法政大学文学部の米家志乃布教授が「江戸の地図と出版文化」をテーマに講演する。それぞれ予約不要。入場無料。 ▽25日(日)午前10時半、31日(土)午前10時半、午後1時半からは、小学生を対象としたワークショップ「手作り地球儀に挑戦しよう!」が開かれる。球体カプセルを使って小さな地球儀をつくる。各回15組(1組3人まで)。事前予約制。予約は公式サイトから。 ▽11月1日(日)午前10時から午後4時まで、野外会場で、一定の歩幅を保つことで測量した伊能忠敬をモデルに、歩幅を測って歩測で距離を調べる「歩測チャレンジ」が開かれる。予約不要、雨天中止。