ホーム スポーツ 【高校野球茨城’18】常総、つくば国際大共にベスト16

【高校野球茨城’18】常総、つくば国際大共にベスト16

【池田充雄】第100回全国高校野球選手権茨城大会は、8日目の16日から3回戦に入った。土浦市川口のJ:COMスタジアム土浦では、常総学院が総和工に10-0で5回コールド勝ち。つくば国際大は東洋大牛久に粘られるも8-7で突き放し、共にベスト16入りを果たした。

常総の先発・岡田、立ち上がり以外は満点

常総学院は岡田幹太投手が今大会初登板。「秋と春は勝利に貢献できなかったので、この夏は絶対に自分が投げてチームを勝たせようと思っていた。序盤は制球が悪くチームに迷惑をかけたが、粘りの投球ができたことはよかった」

立ち上がりに1安打2四球を許し、初回は無死二・三塁、2回は2死三塁のピンチを招くが、いずれも後続を断って無失点。3・4回は三者凡退できっちりと締め、佐々木力監督も「最初は力んでバタバタしたので20点を引き、80点の出来」と高く評価。

【常総学院-総和工】4回を1安打無失点に抑えた先発の岡田幹太投手

打線では、春から好調を維持している水野勢十郎を先頭に置いた。期待に応え全打席出塁を果たし、長打2本で4打点という暴れっぷり。「相手投手はコントロールが良かったので、甘い球には積極的に行こうと思っていた。自分はミート力に自信があるので、特に狙い球はつくらず、打てると思った球を振っている。つなぐつもりで行き、結果的に長打になって良かった」

次戦は20日、ノーブルホームスタジアム水戸で下館工と対戦する。「前の試合も今回も5回コールドでこられたが、この後はそうそううまくいかない。暑くて体がつらいが最後まで気を抜かず、試合終了まで全力でプレーする」と水野。二瓶那弥主将も「2つ快勝したことは大きいが、これでチームが緩まないようしっかり締め直したい。どのチームがきても関係なく、自分たちの野球で冷静に熱く、いい試合をしたい」と意気込みを語った。

 

つくば国際大・福島、投打に大車輪の活躍

【つくば国際大-東洋大牛久】試合終了時、勝利の雄叫びをあげる福島脩馬投手

つくば国際大は東洋大牛久を相手に取っては取られてと、片時も目を離せない熱戦を繰り広げた。飛び交った安打数は両チーム合わせて26本、残塁数は21となった。

接戦を制した要因について山口幸彦監督は「最後まで諦めず元気に、追い付かれても1点ずつ取っていこうと話し、その通りにやってくれた。相手の石上投手への対策として、同じ左でタイプも似ている福島に投げさせて練習してきた」と語る。その成果が初回の、相手の立ち上がりに乗じて挙げた2得点だ。また3回には、6安打に相手のエラーなどをからめて4点を奪った。

しかし、東洋大牛久も2・3・4回とこまめに得点を挙げ、6-5と追いすがる。つくば国際大の先発は、2回戦に続いて登板の福島脩馬投手。「体が重い中、力を入れるところは入れて、後はスピードよりも制球重視」と山口監督。エースで四番、打撃でも4打数4安打という活躍に、体を休めるいとまもなかった。五番でこの日3打数3安打だった秋谷凌平が、途中で足を痛めて離脱したことも、福島の重責をさらに重くした。

「秋谷の分までやってやろうと気力で頑張った。9回の1点差のピンチも、絶対打たせないという強気の気持ちでいった。苦しい試合だったがつらいというより楽しかった。なかなかああいう場面は味わえない」と福島。

【つくば国際大-東洋大牛久】8回裏、三塁けん制の場面。7-6と1点差に迫られ、さらに2死一・三塁のピンチが続く

秋谷と交代してグラウンドに入った米崎響は、セカンドの位置から福島の背中を見て「(福島)脩馬さんが最後まで自分のペースで投げ、それに応えるように全員が打って勝った。尊敬する最高の先輩。自分も投手としてその跡を継げるよう全力で頑張りたい」との思いを抱いたという。

つくば国際大の次戦は20日、ひたちなか市民球場で水戸商と対戦する。

【つくば国際大-東洋大牛久】9回表1死二・三塁、六番・坂田峻之助の一打がチームに決勝点をもらたした

 

第100回全国高校野球選手権茨城大会 3回戦(7月16日、J:COMスタジアム土浦)

常総1401410
総和工000000

※5回コールド

バッテリー
常総学院:岡田、大木島-菊地壮
総和工:中村、櫻井-功刀

長打(すべて常総学院)
三塁打:水野
二塁打:水野、二瓶

つくば国際2040001018
東洋大牛久0212000117

バッテリー
つくば国際大:福島-高田
東洋大牛久:石上、山田-井田

長打
三塁打:石上、土屋、井田(東洋大牛久)
二塁打:福島(つくば国際大)

スポンサー

LATEST

ワンチームで感染予防 土浦市消防本部、動画で市民にメッセージ

【伊藤悦子】新型コロナウイルスの感染拡大に備え、土浦市消防本部(鈴木和徳消防長)は、救急隊員の厳重な感染予防対策を行う一方、「市民を元気づけたい」と動画を作成。市民との「ワンチーム」で危機に取り組んでいる。 救急隊員の徹底した感染予防 救急隊では「市民に新型コロナウイルスを広めないことが第一」(鈴木消防長)ながら、普段から感染防止対策をとって活動している救急隊員も最大限の防御を行っている。どのような状況の患者の搬送にも、隊員はN95マスク(米国労働安全衛生研究所認定の微粒子用マスク)、ゴーグル、手袋は2重、感染防護衣を上下身につけている。警防救急課課長補佐救急救助係長の齋藤英雄さんによると、感染を疑われた患者を何人か搬送したが、幸いすべての人が陰性だった。 消防署内では、危険区域と清潔区域をきっちり分けるゾーニングを採用しており、救急車が戻った場合、決まった動線を使う。救急車内はすべて消毒し、救急隊員は、慎重に感染防護衣を脱ぐ。脱衣時が最も危険だからだ。その後シャワーを浴びて、清潔な状態になってようやく建物内に入ることができる。 救急消毒室。救急隊員は、この中で着替え、シャワーを浴びてから建物の中に入る

車いすのまま着付けできます お出かけにフィット、つくばの着物工房

【川端舞】車いすだと着物を着るのは難しい―との常識を覆す着物工房が2月、つくば市天久保に店舗兼スタジオをオープンした。楽着物工房「明日櫻」(朝倉早苗社長)で、同市の補助金を使ってトイレに手すりを設置するなどし、誰でも気軽に来られるようにしたという。 着付けには長時間立っている必要があるからと、着物をあきらめていた車いす利用者も多い。「車いすに乗ったまま着物を着られる」という宣伝を見て、この日店舗を訪れた川島映利奈さんもそんなひとり。「一回は車いすから降りる必要があるのだろう」と半信半疑だったという。 明日櫻の朝倉さんが、電動車いすに乗った川島さんに「ジャンパーだけ脱いでもらえれば、あとの服はそのままでいいですよ」と話しかける。短時間で着られるように開発された着物の説明をしながら、あっという間に川島さんを着付けていく。 一般の着物を上下2ピースに分けた作りで、下半身は巻きスカートの要領でマジックテープを留めるだけ。上半身は背中側が開いており、体の正面で腕を通し、背中側のファスナーで留めるため、車いすに乗ったまま無理なく着付けできる。背中側のファスナーで留める構造は特許を取得している。介助者と一緒に来店した川島さんだが、介助者の手を借りずに、浅倉さんとアシスタント1人の手によって、たった5分ほどで着物姿に変身した。 車いすでもベッドに寝たままでも着脱できる「早咲羅(さくら)」を開発し、販売・レンタルを始めてから5年。今年2月にオープンした店舗兼スタジオは、トイレもヘアメイクの部屋も車いすで入れるようにした。トイレに手すりを付けるために、つくば市の合理的配慮支援事業補助金も申請した。 この補助金はつくば市独自の制度で、商業者や地域団体が障害のある人に配慮するために必要な費用を助成する。折り畳み式スロープや筆談ボードなどの物品購入では最大5万円、段差をなくしたり手すりを付けたりするなど工事には最大10万円の補助が出る。2018年6月に開始された制度だが、同市によれば、これまで補助金により物品購入をした事業所と工事を施行した事業所が各2件にとどまるという。今年度は100万円を予算化、市のホームページなどで、市内の商業者や団体に制度の周知を呼び掛けている。

1人1台端末で実証授業開始 休校中のつくば市義務教育学校

【鈴木宏子】休校中のつくば市立みどりの学園義務教育学校(同市みどりの中央、毛利靖校長)で、中学3年生に1人1台パソコン端末を貸し出し、学校と家庭を同時接続して学習する実証授業が22日始まった。 同市では21日から分散登校が始まったが、登校しない日は今後、午前8時15分から教員とクラスの生徒全員がパソコン上で顔を合わせ、朝の会を開いたり、一緒に学習問題を解いたりする。 分散登校が実施された22日、1人1台のパソコンを使って中学3年生による公開授業が実施された。生徒はまずウェブ会議アプリ「ズーム」を使ってそれぞれ自分の顔を写し、互いに健康に過ごしていることを確認し合った。 続いて表現・協働学習支援ツール「スタディノート10」を使って数学の復習をした。数学教員から、パソコン画面に表示された図形を見ながら角度を求める問題が出され、生徒たちはタッチペンを使ってパソコン上に線を引くなどして問題を解いていった。教員の画面には、生徒一人ひとりがどのように線を引いて問題を解いたかが写し出され、解き方を皆で確認し合うなどした。 一方、生徒たちはこの日初めて学習支援ツールを使ったことから、パソコン操作にとまどう生徒もいて、近くにいた教員が教える場面も見られた。 3年生の宮本瑚(ここ)さん(14)は「皆と考えを共有できてよかった。家でも緊張感をもってできると思う。(パソコン操作は)立ち上げ方が難しかったが慣れていけばできると思う」と話していた。

6月8日学校再開へ 夏休みの3週間で授業

【鈴木宏子】新型コロナウイルスの感染対策で、大井川和彦知事は22日、外出自粛と休業要請を25日からさらに一段階緩和すると発表した。25日以降さらに2週間、感染拡大が抑えられれば、規制を最も緩い段階に引き下げ、6月8日から学校を再開する。休校による授業時間数を確保するため、夏休みを半分に短縮し3週間程度、授業を行う。 県内の新規感染者数が16日間連続でゼロとなっているなど、6つの指標すべてで感染が抑えられているとして、25日から外出自粛と休業要請をさらに1段階緩める。ただし「新しい生活様式」といわれる感染防止対策を常にとることが前提となる 他県への観光も規制せず 外出自粛要請は、一般の人は夜間の自粛要請が解除され規制がなくなる。県外への移動についても東京など緊急事態宣言の対象地域以外は移動自粛を解除する。県外への移動自粛要請については都道府県によって対応が分かれているが、茨城県としては25日以降、他県への観光や帰省なども規制しないという。 ただし感染すると重症化するリスクが高い70歳以上の高齢者や基礎疾患がある人に対しては、あと2週間、外出自粛を要請する。
おすすめ