【鈴木宏子】世界最大の花、ショクダイオオコンニャクが26日、つくば市天久保、国立科学博物館筑波実験植物園で開花した。同園での開花は4度目。同じ株が4度も花を咲かせたのは国内初という。
高さは2m40㎝で国内の栽培記録としては3番目。開いた花の大きさは1m6㎝。動物の死骸に似た悪臭を放ち、虫を呼び寄せて受粉する。
インドネシア、スマトラ島の限られた場所にしか生えないサトイモ科の植物で、絶滅危惧種。2006年に小石川植物園(東京都文京区)から株を譲り受け、熱帯雨林温室で栽培を始めた。
12年に初めて開花。以後、2年ごとに花を咲かせている。これまで7年に一度しか咲かないと言われてきたが、同園によって覆され、1年おきに咲くことが立証された。同園の多様性解析・保全グループの遊川知久グループ長は「植物園スタッフの日頃の努力が実った」と話す。
今年は5月14日にこれまでで最も重い76㎏のコンニャクイモを定植した。同27日、地表に花芽が出て、6月26日午後0時50分に咲き始めた。花は3日目に閉じてしまうという。
開花を多くの人に見てもらおうと、同園は27~29日の3日間、朝夕の開館時間を延長し、午前8時30分から午後6時30分(入園は午後6時まで)まで開館する。開花までの成長の様子を見どころについては同園ホームページ(http://www.tbg.kahaku.go.jp/news/konnyaku/)で公開している。
◆入園料は一般310円。問い合わせは電話029・851・5159(同園)
