金曜日, 6月 18, 2021
ホーム つくば 新入生に伴侶犬 2年間共に過ごし成長 つくば国際ペット専門学校

新入生に伴侶犬 2年間共に過ごし成長 つくば国際ペット専門学校

【崎山勝功】犬のトレーナー(指導員)など、ペットに携わる職種を目指し専門学校「つくば国際ペット専門学校」(つくば市沼田)で学ぶ1年生152人に1日、2年間の学生生活を一緒に過ごす犬「パートナードッグ」が手渡された。

生後約6カ月から1年未満の子犬で、学生が1人1頭を飼育し、学校での授業を始め、放課後や学生寮、自宅で一緒に生活する。学生本人が希望すれば、卒業後も一緒に暮らすことができる。

1日、同校で「パートナードッグ」の任命式が行われ、教師や2年生からそれぞれ1頭ずつが1年生に手渡された。高橋仁校長は「今日の任命式を節目に、今日からはパートナードッグと一緒に命の重さ、日々育てていくことの大切さを感じて、いろんな体験をしてください」と話した。

同校では2006年の開校以来、パートナードッグ制度を採用している。「動物を取り扱うプロとして、飼い主の気持ちや犬の気持ちが分かる」「教科書だけでは学べない生きた勉強ができる」など、実際に飼育することで得られる体験を通して、技術を習得するのがねらい。

動物看護師を目指す動物看護福祉コース1年の高橋舞衣さん(19)=埼玉県岩槻市出身=は生後約6カ月の黒色のパグを手渡された。「1人暮らしなので、自分以外の子(子犬)が来るという責任を負う。この学校で生まれた子なのでそれを含めてかわいい」と笑顔を見せた。将来は「動物と飼い主との懸け橋になれるような看護師になりたい」と語った。

1歳のビーグル犬を手にしたドッグトレーナーコース1年の相良鞠衣さん(19)=常陸太田市出身=は「この子と一緒に2年間頑張っていく。元から元気のいい犬種なので、元気を活かしたしつけをしたい。どんな犬種でもしつけのできるトレーナーになりたい」と話した。

会員募集中

NEWSつくばでは、私たちの理念に賛同し、一緒に活動していただける正会員、活動会員、ボランティア会員、および資金面で活動を支援していただける賛助会員(クレジットカード払い可)を募集しています。私たちと一緒に新しいメディアをつくりませんか。

スポンサー

注目の記事

最新記事

石岡市ふるさと歴史館の村田宗右衛門展 《くずかごの唄》88

【コラム・奥井登美子】石岡市の「ふるさと歴史館」でボランティアをしている斎藤護さんに誘われて、「村田宗右衛門の本棚」という企画展を見に行った。3代目の村田宗右衛門の次男の村田英次郎が、結婚し、我が家に婿に来て、姓と名までが変えられて奥井有一郎。私の亭主の父親である。 舅(しゅうと)は何かことがあると、石岡が恋しくて、私は父のお供でよく石岡に行かされた。石岡市街に入る前、必ず山王川の畔で停車して風景を鑑賞する。ここから見る筑波山は先端が鋭角で、その日の気候で色が様々に違って見える。不可思議で見事な山の眺めだ。 「ここから見た筑波山の形は、よそでは見られない形と色だよ。いいだろう」 そのころの石岡の町には古い構えの商店がまだたくさん残っていて、歩いても楽しかった。無責任な私の観察であるが、まるでそのまま歌舞伎役者になれるような、面長の村田家独特の顔の系譜もある。我が家では次兄の奥井勝二が、若い時は村田流の顔であった。娘の不二子がそれを引き継いでいる。 宗右衛門は石岡の渋沢栄一 千葉県野田のキッコーマンの社長の茂木家にもよく行かされた。舅の仲良しの従妹(いとこ)が2人、村田家から茂木家に嫁いでいて、格式のある立派な家だった。特に畳敷きのトイレがすごい。十二単衣みたいな和服の服装で入っても、排泄してその後トイレの中で着替えもできるという広い個室。私は最初、見ただけでびっくりして、緊張し、オシッコが出なくなってしまった。

初期診断用X線診療車は非接触型 筑波メディカルセンター、産総研と開発

筑波メディカルセンター病院(つくば市天久保)に、新型コロナウイルス感染症患者を病院外で初期診断するエックス線診療車(ICXCU)が導入される。PCR検査で陽性判定された患者と非接触で放射線技師が胸部エックス線撮影を行い、遠隔診療の医師が診断を下す設備を整えている。17日、車両の技術開発に当たった産業技術総合研究所(産総研、つくば市)の研究グループが会見し、車両のお披露目をした。 エックス線診療車は、胸部エックス線撮影装置を搭載した車両に、感染防護のための換気機能、オンライン診療できる医療情報伝送システム、初期診療に必要な医療機器を搭載している。産総研健康医工学研究部門などがシステムを組み上げた。 車内にはオンライン診療を監視するオペレーターと、エックス線撮影を行う診療放射線技師が待機する。患者は体温測定後、後部入り口から搭乗し、血圧測定後、中央部のエックス線撮影室で胸部エックス線撮影を行い、車両後部の診察エリアで診断結果を聞く。 インターネットに接続された医療情報伝送用のオンライン診療システムは、医療関係者間コミュニケーションアプリを介して、病院内の診察室にいる専門医に胸部エックス線画像を転送する。医師はモニターを介し患者に問診し、画像から肺炎の程度を判定するなどして、保健所に伝える仕組み。 患者が車両に乗っている時間は10分程度。この間非接触を保つため、十分な換気を行い、ゾーニングにも工夫した。車内を区画分離し、前方から外気を取り込み、診察エリアへの一方向の気流を発生させ、後部診察室の天井から排気する換気システムを構築した。低濃度オゾン発生器やUV照射による空気の清浄化など、二次感染を防止する仕組みとしている。 車内の胸部エックス線撮影装置の区画。患者と放射線技師は接触しない=同

「箸とスプーン」で喜べる? 敬老大会に代わる記念品に異論 つくば市議会

コロナ禍で敬老福祉大会を中止する代わりに、つくば市が70歳以上の高齢者約3万7200人に贈る予定の記念品「箸とスプーンセット」をめぐって、16日、市議会から異論が相次いだ。 同市では財政負担の増加が見込まれるとして、今年3月、75歳以上に3000円を給付する一般敬老祝金を廃止したばかり。祝金がもらえなくなる高齢者が大半となる中、片や高齢者のほとんどの家庭にすでにある箸とスプーンを贈って喜ばれるのか、という意見だ。 さらに物品調達を、障害者就労施設1カ所に発注する予定であることが分かり、発注の仕方をめぐっても、障害者施設の受注機会を増やすことを目的とする障害者優先調達推進法の主旨に添わないという疑問も出された。 敬老福祉大会は昨年に続き2年連続、中止となる。昨年は中止に代わって、コロナ禍の市民生活応援商品券5000円分が70歳以上の高齢者や18歳以下の子供などに配られた。 一方、敬老祝金は2020年度まで、一般敬老祝金として75歳以上に3000円の商品券が給付され、特別敬老祝金として88歳に1万円の商品券、100歳に3万円の現金、101歳以上に2万円の商品券が給付されていた。給付額は20年度の場合、総額で約7500万円だった。21度からは3000円の一般祝金を廃止して支給対象者を限定する。77歳に3000円、88歳に1万円、100歳に3万円、101歳以上に2万円の現金が給付される。 「市民の反応が怖い」

日本の学校では当たり前の一斉授業 《電動車いすから見た景色》19

【コラム・川端舞】前回のコラムで、障害児が普通学校に通うのは権利だと書いたが、今の日本の普通学校が何も変わらないまま、全ての障害児が通えるとは全く思っていない。 私は子どものころ、学校の授業についていけなくなったら、学校に通えなくなると思っていた。それは私に障害があったからでもあるが、障害のない子どもでも同じようなことを感じるときはないだろうか。学校に通えなくなるまでは思わなくても、授業についていけなくて面白くないと感じたことがある人は多いだろう。 学校の授業をつまらないと多くの人が感じる理由は、日本の学校が一斉授業を基本にしていることが大きいだろう。1クラス30人以上の生徒がいて、ひとりひとり、得意科目も苦手科目も違う中で、全員が同じ教材を同じスピードで理解しようとする。 障害の有無に関わらず、その科目が苦手な子どもは、授業の内容が分からず、面白くないかもしれないし、反対にその科目がとても得意で、どんどん先に進みたい子どもにとっては、授業の内容が簡単すぎて、退屈かもしれない。一斉授業の場合、平均的な学力の子どもにしか面白くない授業になってしまう可能性がある。 子どものひとりひとりに合った教材 障害のある子どものほとんどが普通学校に通うカナダでは、授業でプリント学習をする際、教員が4種類ほど内容の異なるプリントを用意し、子どもたちが自分のやりたいプリントを選んで学習するのだと、ある新聞記事に書いてあった。多民族国家であるカナダでは、英語が苦手な子どもがいることに配慮し、英文の難易度が異なる教科書を3種類準備。表紙は同じで、どの教科書を使っても同じ内容を学べるという。