木曜日, 5月 29, 2025
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おさがり《短いおはなし》39

【ノベル・伊東葎花】

お気に入りの金魚の浴衣を畳みながら「来年は着られないね」とママが言った。
私が着られなくなった服は、近所に住む従妹(いとこ)の物になる。
従妹の楓は2つ下の6歳で、楓のお母さんの幸子おばさんは、ママの妹だ。
楓は男の子みたいに乱暴で、私が大切に着ていた服をすぐに汚す。
フリルがついたワンピースも、チェックのスカートも、全部泥だらけ。

あまりにひどいので「もう楓ちゃんに服をあげないで」とママに言った。

「まあ、どうして?」

「だって、楓ちゃんすぐ汚すもん。それに、全然似合わないよ」
「そんなことないわよ」

「そうだ。ネットで売れば? ねえママ、そうしよう」

「唯、そんな悲しいこと言わないで」

「じゃあ妹が欲しい。ママ、妹を産んで。私の服は妹のために取っておく」

「いい加減にしなさい」

ママが、珍しく大きな声で怒った。
その夜、ひとりで泣いているママを見て、私はすごく反省した。

その後、楓は叔父さんの転勤で遠くの町に行くことになった。

「お姉さん、唯ちゃん、今までありがとう」

幸子おばさんが楓を連れて最後の挨拶に来た。

「おばちゃん、バイバイ」

楓はママの胸に顔をうずめて泣いた。

「あらあら、甘えん坊ね」

幸子おばさんはママから楓を引き離すと、「じゃあ行くね」と背を向けた。

「唯が着られなくなった服、送るね」

ママが声をかけると、幸子おばさんは立ち止まった。

「お姉さん、おさがりはもういいわ。楓には、自分の好きな服を選ばせるわ」

何だか冷たい言い方だった。ママは「そうね」とうつむいた。

その日、ママはやっぱりひとりで泣いていた。

ママの涙の理由を知ったのは、法事で親戚が集まった6月のこと。
久しぶりに楓と会った。楓は1年生になっていた。
大人たちの会話に飽きた私たちは、別の部屋でゲームをしていた。
奥の部屋からボソボソと話し声が聞こえた。話好きの本家の大おばさんたちだ。

「楓ちゃんはすっかり幸子の子供だね」

楓の名前が聞こえて、思わず襖に耳を近づけた。

「それにしてもねえ、いくら妹に子供が出来ないからって、自分の娘を養女に出す? 犬や猫の子じゃあるまいし」

「よほどの事情があったんだろうね」

「そうだとしても、あたしは嫌だね。お腹痛めて産んだ子を養女に出すなんて」

「そうね。よく平気だね」

衝撃的な内容に、私の心臓はバクバク動いて、気づいたら襖を開けていた。

「あ、あら、唯ちゃん、いたの?」

「しまった」と顔を見合わせる大人たちに、私は言った。

「平気じゃないよ。ママ、泣いてたよ。楓ちゃんの引っ越しの日、泣いてたよ」

言いながらぽろぽろ泣いた。大人たちはバツが悪そうに早足で部屋を出て行った。

「養女って、なに?」

あどけない顔で楓が私を見た。

「知らない。楓ちゃんは知らなくていいことだよ」

私は、楓の手をぎゅっと握った。
梅雨が明けたら、金魚の浴衣を楓にあげよう。きっと似合う。
だって私の妹だから。

(作家)

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順延は1日のみ、警備員を確実に確保 土浦の花火 11月1日開催へ

今年開催する第94回土浦全国花火競技大会の実施計画を決める同実行委員会(会長・安藤真理子土浦市長)が26日、土浦市内のホテルで開かれた。昨年、荒天時の順延日に人手不足から警備員が確保できず中止としたことを踏まえ、今年は順延日を例年の2日間から1日のみとし、順延日に確実に警備員を確保できるようにする。 今年の開催日は3連休初日の11月1日とする。花火大会の始まりとされる、神龍寺の秋元梅峯住職が1925(大正14)年に花火を打ち上げてから100年を迎えることから、大会の名称に「土浦の花火100周年記念」を付ける。荒天の場合は1週間後の8日に延期し、両日とも開催できない場合は中止とする。 例年は開催日翌日と1週間後の2日間を順延日としていた。昨年は11月の開催予定日に台風が接近したなど異常気象の中、翌日を順延日とすると河川敷に設ける観覧席の足場が悪いままの恐れがあることなどから翌日は順延日に設定しない。警備費用が1日当たり1800万円程度かかることもあり、順延日を1日のみとして、確実に警備員を確保する。 今年の警備員確保については現在、大会事務局の市商工観光課が複数の警備会社に聞き取りを実施し、開催日と順延日両日の確実な警備員の確保のほか、警備費用などについても聞き取りを実施しており、現時点で両日とも警備員を確保できる見通しだという。夏頃までには警備会社を選定する予定だ。 一方、翌日を順延日としないことで、弁当業者や屋台業者などの食材費の負担が増える恐れもある。市商工観光課は「(翌日を順延日としないことは)今日の実行委員会で決まったばかりなので、関係者にはこれから理解を求めていきたい」とする。 意思決定は役員会で 大会開催の是非を決める意思決定については、中止を決定した昨年、実行委の副会長の一人である市議会議長が協議に加わらなかったことが議会などで問題になった。意思決定について今年の大会からは、会長と副会長3人で構成する役員会で協議した上で、会長が最終判断することを大会実施要綱に明文化する。 ほかに実行委員会の組織として、観客輸送、安全対策、煙火消費の三つの専門部会を設けたり、他部署に異動した事務局経験者の市職員をアドバイザーにするなど組織を強化する。 座席数増やし値上げへ 物価高や資材高騰の中で収入を確保する方策については、有料観覧席に新たにテーブル席を設けるなど座席数を3万9000席から4万4000席に約5000席増やすほか、有料観覧席すべてを1000~2000円値上げして、有料席販売収入を前年予算比約4100万円増の2億5100万円にする。 新たに設けるテーブル席は4人で8万円とする予定。桟敷席(定員5人)は2万6000円(前年までは2万4000円)、椅子席はA席が6000円(同5000円)、B席5000円(同4000円)、C席4000円(同3000円)といずれも値上げする予定で、ほかにツアー向けなど、さらなる高額な座席も検討している。 今年の大会の予算は計約3億5000万円で、前年比約4100万円増(13%増)を見込む。収入は、市が昨年と同額の8500万円を補助し、ほかに有料観覧席の販売収入2億5100万円、広告料収入1000万円、駐車料金や花火グッズ販売収入など350万円を見込む。 支出は、物価や資材が高騰する中、警備費や清掃費、有料席販売委託料など委託料が前年の2300万円増の9300万円(34%増)、桟敷席や椅子席、テント、花火打ち上げ筒、仮設トイレ借り上げなど使用料・賃借料が2000万円増の1億6000万円(15%増)を見込んでいる。 収入と支出の差額については例年100万円程度の黒字が出て、これまで土浦市に戻していたが、今年から基金を設立して積み立て、物価や資材の高騰などに備える。 市に4000万円戻し入れ 一方、中止とした昨年の大会については、市が当初8500万円を補助し、中止後、さらに2億3000万円を追加補助し市の負担は計3億1500万円になる見通しだったが、最終的に4000万円の残高が出たことから市に戻し入れた。中止となったことによる市の最終的な負担額は2億7500万円になった。

前期 首位で折り返す つくばFCレディース 

関東女子サッカーリーグ1部のつくばFCレディースは25日、つくば市山木のセキショウチャレンジスタジアムで前期最終戦を迎え、東京国際大学(本拠地・埼玉県坂戸市)に1-0で勝利した。これでつくばは通算成績5勝1分1敗、2位の東国大に勝ち点1差をつけ、首位でシーズンを折り返した。後期第1節は6月7日、アウェーで山梨学院大学と対戦する。 第31回関東女子サッカーリーグ1部 前期第7節(5月25日、セキショウチャレンジスタジアム)つくばFCレディース 1-0 東京国際大学女子サッカー部前半0-0後半1-0 今季初、コーナーキックから得点 つくばはこの試合、立ち上がりから相手にほとんど攻撃の形を作らせず、安定した試合運びを見せた。「今日の相手は長いボールを蹴ってくるので、それに対するチャレンジ&カバーと、周りの選手のプレスバックを徹底した。また前節の反省から、チームでどのようにボールを奪いに行くかを整理し、連動した守備ができるようになった」と志賀みう監督。 「全員が集中して守備でき、チャンスもつくれていて後は決めきるだけだった。攻撃では前への意識を持ちながら落ち着いたボール回しをし、そして状況を見ながら自分たちの時間を作っていこうと話し合っていた」とMF高橋萌々香主将。 前線には冨田歩花、諸富愛莉、石黒璃乙と長身FW3人を並べたフォーメーション。石黒によると「3人で前からハイプレスを仕掛け、サイドでハメる形」だそうだ。石黒は前半は右サイドで、ボールの扱いが上手い林里咲と組んで攻撃の起点となり、後半は左サイドへ回って、ドリブル突破が得意な所千紗登と連携。石黒がDFを引き連れて所をフリーにしたり、所にDFが行ったら石黒が背後を狙うといったプレーを見せた。 得点は後半24分、コーナーキックから生まれた。高橋主将が冨田を狙って蹴ったボールは相手守備にはね返されたが、こぼれ球をDF浦海綾が蹴り込んだ。「点が欲しい時間帯だったので積極的に狙おうと意識していた。自分の前に流れてきたので決めるだけ。チームみんなで決めた得点だと思う」と浦海の振り返り。 志賀監督インタビュー -前半戦を振り返っていかがですか。「ここまでは何となくうまくいっていた試合が多かった。だが前節で負けてしまったことで、自分たちの立ち位置をもう一度再確認でき、今日しっかり自分たちのやりたいゲームをやって勝てた。そういう意味では前回負けた意義があった」 -後半戦に向けては。「ここまで連戦が続いてきたが、来週1週間空くので、1回しっかりリセットし、チームとして前向きに取り組むことができる。前期はホームが多かったぶん、後期はアウェーの試合がすごく増える。2巡目で相手にも分析され、勝つのが難しくなってくる。それでもコンディションを管理したうえで、しっかり戦えるよう頑張りたい」 -今季の目標は。 「関東リーグ優勝はもちろんだが、一番の目的は1シーズンでのなでしこリーグ2部への復帰。この戦いを通じて、勝ったとしても負けたとしてもしっかり、全員で成長するということを一番大事にして、これからもやっていきたい」(池田充雄)