13日午前10時36分ごろ、つくばエクスプレス(TX)みらい平駅ー守谷駅間のつくばみらい市陽光台の線路内に、強風によりトタン屋根が飛来し、万博記念公園駅ー守谷駅間で停電が発生、TXはつくば駅ー守谷駅間で一時運転を見合わせた。約5時間後の同日午後3時37分、復旧作業が終了し全線で運転を再開した。
TXを運行する首都圏新都市鉄道によると、停電の影響により、上り列車2本がみどりの駅ーみらい平駅―間に停車した。乗車していた乗客は線路上を徒歩で、それぞれみどりの駅とみらい平駅に避難し、午後1時17分、乗客全員の避難が完了した。午後3時55分時点で、徒歩で避難した乗客に体調不調の申し出はないという。
つくば駅ー守谷駅間の運転見合わせにより、同日午前10時56分から、守谷駅ー秋葉原駅間で一時、折り返し運転を実施した。つくば駅ー守谷駅間は午後0時30分からでバス代行輸送を実施した。
13日は冬型の気圧配置が強まり、各地で強い北風が吹いた。県内には強風注意報、波浪注意報、乾燥注意報が出された。つくば市の13日の最大風速は11.4メートル。県南では龍ケ崎市で2月では観測史上最大の風速14.9メートルを観測した。
【14日午前9時40分追加】停電の影響でTXは13日、上り24本、下り25本の上下線計49本が運休し、乗客約1万5000人が影響を受けた。