11日は歌手の相川七瀬さん
筑波山神社(つくば市筑波、上野貞茂宮司)の年越祭が10日、筑波山中腹の同神社拝殿で催され、大相撲大島部屋の大島親方(元旭天鵬)ら力士が豆まきをし、福を求める参拝客や観光客でにぎわった。
年越祭は、拝殿でおはらいを受けた年男が福男となり、福豆とともにたくさんの福物をまき、1年の家内安全や商売繁盛、健康維持、厄よけなどを祈願する祭礼、「年男は万歳、年女は万歳」と境内を歩き、拝殿で儀礼のあと、豆まきを行う。本来旧暦の正月14日に行ってきたが、現在は毎年2月10日と11日の両日に行っている。
10日午後の豆まきには大島親方のほか、旭海雄(きょくかいゆう)、旭水野(きょくみずの)、旭将里(きょくしょうり)、旭天道(きょくてんどう)の5人の力士やつくば観光大使らが参加。高さ約3メートルの特設舞台から福豆や餅、菓子などをまき、参拝客らは歓声を上げながら手を伸ばして福物を取り合った。11日は歌手の相川七瀬さんも加わり豆まきを行うという。
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千葉県銚子市からきた杉山一恵さん(40)は「友人たちと日帰りで筑波山登山にきた。今日は偶然、豆まきがあるとわかり参加した。お餅も拾えてラッキーだった。この運が今年ずっと続いたら良いと思う」と語った。
会場には「スリ注意」の看板が設置され、会場では「リュックを前掛けにする」などの対策をとるようアナウンスがあった。見回りにきた警察官は「豆まきの時にスリが何回かあった。隙を狙っている人がいるので充分気をつけて欲しい」と話していた。(榎田智司)