金曜日, 3月 20, 2026
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茨城の食材を使ってインドネシア料理《令和楽学ラボ》31

【コラム・川上美智子】公益財団法人茨城県国際交流協会の事業の一つに「世界の料理ミーティング」というプログラムがある。今年度第1回目はインドネシア編ということで、インドネシアの留学生が故郷の料理を作り、交流した。

当方は毎回、調理サポートとしてこの活動を楽しんでいる。今回は、県立産業技術短期大学の留学生2名と茨城大学大学院農学研究科農学専攻アジア展開コースの留学生4名の茨城県留学生親善大使が参加し、指導役の短大生ディアナさんの指示に従い、2時間かけて料理3品、飲み物1品を仕上げた。

このプログラムには、JICA茨城デスクとJA茨城中央会が協力をしており、JAの情報発信基地である「クオリテLab」(水戸市、JA会館1階)のキッチンが使われている。JAにとっては、茨城のおいしい野菜や農産物を発信する機会でもあり、県産品が異文化とコラボする機会にもなっている。

一緒に料理をしながら、ハラル認証の調味料の購入方法を教えてもらったり、普段は何を食べているのか、日本に留学した理由や卒業後の進路を聞いたり、学びの多い時間でもあった。

昔、母校、お茶の水女子大学食物学科の恩師の食品や調理の先生方とジャワ島を一周し、茶畑やジャスミンティー製造工場を見学し、大学などを訪問したことに思いをはせながら、留学生と時間を共有することができた。

インドネシア料理の材料

Gado-gado、Nasi Goreng、…

出来上がった料理メニューは、ハラル店舗で購入したガドガドソースをかけた前菜「Gado-gado(ガド ガド)」。ゆでた野菜(トウモロコシ、もやし、白菜、さやいんげん、ジャガイモ)にソースをかけたものである。

2品目はインドネシアの焼き飯「Nasi Goreng(ナシ ゴレン)」。長粒米を真っ白に精白したジャスミン米をやや硬めに炊飯器で炊き、ゆでたエビ、小松菜、ネギと一緒にサラダ油で炒めて、ナシゴレン用の調味料を加え仕上げたおいしい焼き飯である。これに目玉焼、レタス、トマト、きゅうりを添えるのが定番のようである。

3品目は「Salad Buah(サラダ ブア)」。果物に加糖練乳をかけたものである。この日は、茨城の梨と巨峰を使ったが、どちらも皮付きのままで食べているとのことでビックリした。飲み物は「Asem Gula Jawa(アセム グラ ジャワ)」。とても酸味の強いタマリンド(マメ科の常緑樹の実)を使った飲み物である。黒糖と砂糖で適度に甘みを加え、ホットでもアイスでも飲める梅ジュースのような味であった。

故郷の料理に喜ぶ留学生を見て、ともにインドネシアを旅した気分になれた貴重な1日であった。多文化共生とか国際交流とか言いながら、まだまだこのような機会が少ないのが残念である。(茨城キリスト教大学名誉教授、関彰商事アドバイザー)

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