筑波大で芸術を学ぶ学生が小学生に絵画と書道を教える企画「夏休み宿題応援 in つくば」が9日、つくば市吾妻の県つくば美術館で開かれた。関彰商事(本社・筑西市、つくば市 関正樹社長)が運営するギャラリー「スタジオ’S」が、筑波大と連携して開催したイベントで、2018年から始まった。この日は午前9時半と11時から書道教室、午後1時と3時に絵画教室が開かれ、つくば市をはじめ、土浦や牛久市などから50人の小学生が参加した。
午前9時から始まった書道教室には5人の小学生らが参加した。講師を務めた書道専攻の筑波大生4人は「大きく書くと元気よく書けて、書きやすいよ」「腕全体を使って書こう」など、それぞれマンツーマンでアドバイスした。
半紙に「笑顔」の文字を書き上げたつくば市の小学4年 杉浦圭さん(10)は「先生の教え方がわかりやすかった。今までに書いたことのない漢字に挑戦した。丁寧に教えてもらえてうまく書けた。楽しかった」とホッとした表情を浮かべた。昨年に引き続き2回目の参加となった牛久市の小学3年 上田桃華さん(8)は「去年は絵画で参加した。ほめてもらえてうれしかった。今年も楽しみにしていた」と思いを語った。
講師を務めた筑波大大学院2年の髙橋杏奈さん(24)は「うまく伝わるように言葉を選んだり、例えを使ったり、子どもの目線で考えるようにした」と話し、同大学院2年の内野陽菜さん(24)は「文字を等間隔で書いたり、偏とつくりの高さをそろえたりするときれいに見えるなどのコツを伝えた。プレッシャーにならないよう、書くことを楽しく学んでもらえるよう心掛けた」と語った。
書道と絵画を対象とした今回の企画は、2016年から毎年開催しているスタジオ’Sによる子ども向け企画「キッズアート体験」で好評だった2つの科目に特化し、18年から始まった。20年からは県近代美術館が協力している。
関彰商事広報の石井雅也さんは「ここに来れば大学生と一緒に宿題もできるとリピーターも多い企画。地域の方が心身ともに健やかに暮らしていただけるよう活動していきたい」と思いを話した。(柴田大輔)