2024年度県民総合体育大会兼第78回国民スポーツ大会軟式野球競技茨城大会決勝が15日、常総市の石下球場で行われ、関彰商事が強豪の常陽銀行を3−0で破り初優勝を飾った。敗れた常陽銀行は前々回、第76回大会以来の優勝はならなかった。
軟式野球茨城大会決勝戦 15日 石下球場
関彰商事 0 0 0 0 0 1 0 2 0 3
常陽銀行 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
4月中旬から県北、県央、県南、県西の4つのブロックで予選を行った。勝ち抜いた16チームが決勝トーナメントに進み、国体予選代表を賭けて争った。
関彰商事は1、2回戦を完封でゴールド勝ち、準決勝では昨年の覇者、筑波銀行を相手に10−3で7回コールド勝ちし、初の決勝進出を決めた。一方常陽銀行も1、2回戦を完封でゴールド勝ちし、準決勝では原子力機構原子力科学研究所を3−0で破り4年連続の決勝進出を決めた。
決勝の関彰商事先発は、BCリーグ茨城アストロプラネッツに3年間所属していたエース矢萩陽一朗(土浦湖北高出身)。常陽銀行の先発は髙﨑雄太。両投手とも好投し、5回まで両チーム無得点が続いた。

6回表、関彰商事はヒットで出塁した田村和麻が飯田涼太のバントで2塁に進むと、2死後、石橋利生がライトに2塁打を放ち先制。8回には次の打者に繫ぐ気持ちで打席に入り、チェンジアップを狙っていたという芹澤祐馬(土浦日大出身)がライトポール直撃の2ランで突き放した。

投げては矢萩が145キロの真っすぐの速球とカットボールを主体に9回119球、4安打4奪三振を奪う気迫のこもった投球で投げ抜き、チームを初優勝に導いた。
矢萩は「昨年、一昨年と常陽銀行に敗れ、勝ててなかったので、リベンジ出来てうれしい。(チーム内の)後ろの投手がいいので、打者1人1人、全力で行けるとこまで行くつもりでいた」と話した。

敗れた常陽銀行の豊島賢人主将(藤代高出身)は「昨年は筑波銀行に負けて悔しい思いをしたので、今年は優勝を目標に、長野で開催された全国の強豪が出場する五味杯で優勝し自信を持って挑み対策もしていたが、後手後手で終わってしまった。相手の矢萩投手に好き放題に投げられてしまった」と悔しがった。
今年からキャプテンを務める関彰商事の飯田涼太主将は「初の決勝進出で緊張したが自信を持ってリラックスして試合に入れた。強い常陽銀行相手に勝てたことで新たな歴史をつくれた。国体予選では県代表として思い切り力を発揮したい。まずは1勝を目指す」と力を込めた。

就任2年目で初優勝を果たした藤井楽監督は「ここまでコールドで勝ち続けてきたが、(決勝は)点が入らない苦しい中で矢萩が辛抱強く投げてくれた。今大会は打撃が良かったが本来の守備もしっかり守れた。チーム内の雰囲気が良くミスがあってもみんなでカバーし合ってやりたい野球をやることが出来た。国体予選ではうちの野球をやり一戦必勝で国体出場を目指す」と抱負を語った。
優勝した関彰商事は8月24日から山梨県で開催される関東国体予選に県代表として出場する。(高橋浩一)
