パリ五輪代表候補 朝比奈選手も出場予定
全日本大学女子バスケットボール選手権で10回の優勝経験を誇る筑波大学女子バスケットボール部が6日、つくば市天久保、同大中央体育館で、米国地区リーグ優勝のハワイ大学と対戦する。筑波大体育スポーツ局が主催する今年度初のホームゲームイベント「ツクバライブ!ハワイフューチャーカップ」(TSUKUBA LIVE! Hawai’i Future Cup)で、同スポーツ局と協力しながら、学生有志約30人がスポーツイベントの企画・運営を行っている。
筑波大女子バスケ部は、昨年度の関東大学女子リーグ戦で4位の実績を誇る。過去に同大会で16回優勝した。7月に開幕するパリ五輪代表候補に選出された朝比奈あずさ選手(体育専門学群3年)と、18歳以下の3人制バスケ「3×3 U18」日本代表に選出され、ワールドカップ3位という結果を残した上野心音選手(体育専門学群2年)も出場する予定だ。
対する強豪ハワイ大女子バスケ部は2022−23年シーズン、米国ビッグウエストチャンピオンシップで地区リーグ優勝となるタイトルを獲得し、全米大学王者を決めるNCAAトーナメントに出場している。
同イベントでマーケティングを担当する同大人文文化学群・日本語日本文化学類3年の滝谷柊太さん(20)は「フィジカル面で圧倒的な強さを誇るハワイ大学に対して、チームワークと戦術が武器の筑波大学がいかにゲームを形づくるかに注目してほしい」と来場を呼び掛ける。
大学スポーツの可能性広げたい
今回で8度目の開催となるツクバライブ!は、過去に男子バスケ、バレーボール、ハンドボール、サッカー、女子バスケなどの試合を国内の強豪大学相手に開催してきた。海外大学との試合は昨年11月に初めて開催され、男子バレーボール部がハワイ大学と対戦し、フルセットの激闘の末、筑波大が惜敗している。
同イベントの企画・運営を行う有志学生は、SNSを通した広報活動のほか、選手が入場する動線、試合を盛り上げる照明やBGMなどの演出も中心に担っている。
今回の対戦から新たに、観客に向けて、同大のシンボルカラーである「フューチャーブルー」を取り入れたドレスコードの推奨や、同イベントの来場リピート率に応じて、ポイントが貯まる「ショップカード」の導入などの取り組みを始める。
滝谷さんは「ツクバライブ!を通して筑波大学が日本の大学スポーツの可能性を広げ、リードできるような存在になれれば。」と語る。
試合当日には、同大応援部WINSや同大学生団体ときめき太鼓塾などがパフォーマンスで試合を盛り上げるほか、学生同士のスポーツウェア回収と無料配布など、さまざまなブースが出店する予定。
◆筑波大学ホームゲーム「TSUKUBA LIVE! Hawai’i Future Cup」筑波大対ハワイ大 女子バスケの試合は6月6日(木)午後6時〜9時、同市天久保3-1-1 同大中央体育館で開催。開場は午後5時30分、試合開始は午後6時40分。チケットは事前申込制、前売券は1500~3000円、スタンド席高校生以下1000円、車椅子席750円、筑波大生は500円割引など。チケット申込はこちら。イベントに関する情報は、「TSUKUBA LIVE!」の公式Xや公式ホームページへ。(上田侑子)