1万1538人が出走
第34回かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン2024(土浦市など主催)は21日、土浦市川口の川口運動公園J:COMフィールド土浦を発着点に開催された。フルマラソン、10マイル(約16キロ)、5キロの各部門で計1万1538人が出走した。フルマラソンの部では男女とも昨年の優勝者が連覇を達成した。
フルマラソン女子は松村幸栄(36)=埼玉県・コモディイイダ=が2時間42分20秒で優勝。「シーズン最初のフルマラソンで勝ててよかった。昨年の記録を更新できなかったのは残念」との感想。スタートから抜け出し、コース前半は2位の選手と並走。「前半はアップダウンがあるが、ここで頑張りすぎると後半が苦しくなる」との意識で、28キロあたりからギアを上げ、独走状態に入った。沿道からの「女子で一番だよ、頑張って」などの声援にも力をもらったという。

フルマラソン男子はケニア出身のガンドゥ・ベンジャミン・デゴワ(32)=栃木県陸上競技協会=が2時間16分19秒で優勝。こちらも去年の自身の記録には及ばなかった。「今年も一番を狙っていた。優勝はうれしいが、記録はちょっと悪かった。目標としては2時間7分台を切れるようになりたい」と感想。17キロからトップに立ち、一人旅となったためペースがつかみにくく、暑さの影響もあったという。去年の壬生町から職場が変わり、今年は米沢市でスポーツ指導員を務めている。

10マイル女子はシドニーからの招待選手アビゲイル・ノードバーグ(33)。「最後、すごく競って勝てたのでうれしい。とても興奮している」との感想。先月の名古屋ウイメンズマラソンはけがで出走できず、「日本でぜひ走りたかったので、この大会にエントリーした」とのこと。レース後は寿司やラーメンを思う存分食べるのが楽しみだそうだ。ハーフマラソンで1時間11分05の個人記録を持ち、1500メートルでは五輪代表候補に選ばれたこともある。
10マイル男子は実業団招待選手の下條乃將(24)=山形県・NDソフト。「調子が上がっておらず勝てるかどうか自信がなかったが、思ったよりも走れた。前半からレースを引っ張り、勝ちきることができて自信になった」との感想。明治大学で3年時に箱根駅伝5区、4年時に同9区を走った。かすみがうらは初めてだが、1年前に合宿でこの辺りに来たので、それを思い出しながら走れたそうだ。

5キロ男子は斉藤直希(27)=日立市・ひたち医療センター。「去年は1秒差で2位だったので、今年はリベンジしたいと臨み、勝ち切れてよかった」と話す。スパート合戦で敗れた経験を生かし、練習ではスパートのキレを意識して磨いてきた。その成果が出て、最後まで粘って全力を出しきることができたという。職業は看護師で、一昨年までは土浦協同病院に勤務していた。「病院は夜勤もあり時間が不規則だが、走ることでオンオフが切り替えられリフレッシュできる」

5キロ女子は寺嶋悠葉(20)=宮城県・石巻専修大学=が優勝。「表彰台は目指してなかったが、勝ててうれしい。かすみがうらは初めてだが、事前に聞いていた通り平坦で走りやすかった」と話す。2、3位は県勢で、2位の園部亜唯彩(15)=水戸市・水戸一高=は「小さい頃から走るのが好き。今日はつらかったが頑張れた」、3位の朝倉万里子(44)=笠間市・東京海上日動水戸支社=は「すごくうれしい。気持ちよく走れた」との感想だった。(池田充雄)
