つくば市は6日、学校給食に米飯を納入する業者の炊飯機械が同日故障し、米飯が学校に到着する時間が遅れ、市内の9小学校で最大50分、給食開始時間が遅れたと発表した。
学校では、5時間目の授業を給食前に繰り上げて実施したり、掃除の時間を前倒しにするなどして対応したという。
市健康教育課によると、同日午前9時ごろ、米飯を炊いて学校に納入する業者の炊飯機械のローター(回転子)部分に漏電が発生し、炊飯できなくなった。
同市の学校給食の米飯は、県学校給食会を通じて、2つの業者が小中学校と幼稚園にそれぞれ納入している。炊飯機械が故障した業者は、市内の幼稚園2園と小中学校14校の米飯を炊いて納入していた。
このうち2園と5校については、米飯の到着時間が遅れたものの、給食の開始時間に間に合った。
一方、小学校9校の計約3400食分は間に合わず、午後0時10分に給食を開始する予定だったが、最大で50分遅れ、午後1時に給食開始となる小学校もあった。
炊飯機械は修理が終わり、7日からは通常通り提供できるという。市は米飯業者に対し、設備管理の徹底を図るよう指示したとしている。