土曜日, 4月 11, 2026
ホームつくば不登校とは何なのか 経験者5人が赤裸々に語り合う

不登校とは何なのか 経験者5人が赤裸々に語り合う

周囲の支援、イヤだったこと、良かったこと/自治体の支援は

専門学校職員(学校に来ない学生を支援する立場で)―先生からの言葉がけ。傷ついたこと、支えになったことは?

ざっきー 「みんな心配してるよ」はイヤですね。「みんなってだれ?」って思います。あと寄せ書きとか。良かったのは、先生が母に対して「息子さんは大丈夫です」と言ってくれたこと。そのことを母から聞いて安心した。でも、直接言ってくれれば良かったのになあ、とは思います。

まりりん 中1の担任が生徒をあだなで呼ぶ先生で、友達のように気遣ってくれたのがうれしい。かまってほしい面もあるので、放置されすぎても、困ってしまう。

しーちゃん 大人嫌いが強かったけど、まじめじゃない先生から「シーちゃんは大丈夫だから」と言われて心強かった。子どもじゃなく、友達として扱われていると感じた。着飾った言葉はいらない。気持ちを正直に伝えてもらえれば。

にっちー いやなこと…「文化祭出ろよ」とかかな。でも、先生の立場からすると言わざるを得ない面もあると思う。再び登校し始めた頃、周囲に知られないようひそひそ声で「保健室じゃなくていいの?」と声をかけてくれた先生が思い出深い。さりげない気遣いがありがたい。

しーちゃん それは人それぞれだよね。こそこそ言われたらイヤな人もいるだろうし。

まこちゃん 同級生からプリントを自宅に届けられるのがイヤだった。5人ぐらいでピンポン押して呼びに来る。そうすると母が怒る。今になって思えば、先生は同級生とかかわる機会をつくってあげようとしていたのかもしれない。居留守を使っていても、根気強く週1回、ちゃんと来てくれて置き手紙残してくれた先生がいた。これはありがたかった。「大丈夫」の一言は大きい。でも、「今はそんな時期じゃない」って反発されることもあるので、タイミングが難しい。

しーちゃん 「学校に行こう」とは誘わないけど、友人が毎日来てくれた。後で、友人が先生に「しーちゃんは大丈夫」と話していたと聞いて泣いた。根拠なくても「大丈夫」と言われるとありがたい。でも、感情は生もの。自分のフィーリングを大切にして言葉がけしてほしい。

まりりん 声をかけられた時は「イヤだ」と思っても後になると「ありがたかった」と思うこともある。

司会者 相手への思いやりと信頼感に裏打ちされた言葉をかけてあげることが大事だと思いました。

5人がつむぎ出す語りに、耳をそばだてる来場者。会場からは積極的に質問が飛んでいた

市議の男性―自治体に求める「対症療法的ではない」支援とは?

まこちゃん 子どもがいつもそこに行けば誰かに会えるような、大人と関われる場所をつくってほしい。

にっちー 理解してほしいのは、フリースクールは数値的な成果で測れるものではないってこと。人間の心の問題って薬を飲んですぐ解決できるような問題ではない。二歩引いて三歩進むようなゆっくりとした歩み。成果がすぐ出ないから予算つかないとなると難しい。

しーちゃん 行政の方がこの場に来てくれているのがうれしい。いまだに「怠けてる」「甘えている」と思っている大人は多い。子どもにとっての居場所が欠かせないことを理解する大人を増やすためにも、フリースクールを増やすことが必要。

ざっきー 予防的な考えでは、子どもが不登校になる前に、信頼できる大人といられるたまり場を地域に設置してほしいと思う。自分が支援に関わる自治体では2週間に1回ぐらいで開かれているが、頻度が十分ではないと感じる。まだ、こういう取り組みをする自治体は少ないと思う。例えば、児童館で受付をするだけじゃなく、ボードゲームをして一緒に遊んでくれるような大人が望ましい。

―最後に、過去の自分へメッセージを届けてください。

ざっきー 10数年前、カッターナイフを持って、自ら命を絶つべきか3時間悩んだ。でも結局、死ねなかった。だから「生きなきゃいけない」と思えた。いま自分が完全に幸せとは思わないが、まあ51%ぐらいの幸せは感じられる。だからあのとき、死ななかったことは後悔していないと伝えたい。

しーちゃん いま思えば、学校に行く行かないの問題ではなかった。こんなダメな自分を誰も受け入れてくれないと思い込んでいた時期はあったけど、意外と人は優しく、助けてくれた人も多かった。「だれか認めてくれる人は必ずいるよ」と声をかけたい。

にっちー 「今がダメでもいいじゃん」。こうして話をしても、「甘えてるだけでしょ」と考える大人はいると思う。でも、昔と今では、子どもの苦しみの質が違う。今の自分にも言い聞かせるけど、「自分に厳しくしすぎなくていい」って言いたい。

まこちゃん 「とりあえず大丈夫だよ」ってことかな。小中学生のころ、しんどいときに何度か死を思った。でも死なない。その経験値が積み重なると、死を選ばなかった自分を認めてあげられるようになる。生きていてファミレスでおいしいパフェを食べられたとか(笑)、ささいな喜びを増やしていった気がする。

「大人を見限らないでほしい」とも言いたい。人を見極める能力は、年齢と、出会った人数のかけ算で決まる。10代の自分に「『大人はダメ』って言えるほどいろんな大人に出会ってないでしょう」と諭したい。

まりりん 「このままの自分でいいのか?いやダメだろう」という負のループをずっと繰り返していた。いま思えば、それでいい。どん底まで悩まないと、どうにもならなかった。振り返ると、ガラスのようなプライドを守ろうとして精一杯頑張っていた。「人間なんて、そして自分なんてバカなんだよ。結局、あきらめずに生きていくんでしょ?」と問いかけたい。

終わり

(鹿野幹男)

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「おひたじ」のまち土浦《くずかごの唄》156

【コラム・奥井登美子】 「土浦は『おひたじ(醤油=しょうゆ)のまち』と聞いていたけれど…」 「うちの隣りのあの大きな倉も、昔、醤油を作っていたらしいわ」 「おひたじ、使い過ぎですよ。漬物にまでかけるのね」 私の母は明治時代、京橋で生まれて育った人。醤油のことを「おひたじ」と言っていた。常陸の国の「ひたち」が下町風になまって、「おひたじ」になったらしい。 私が3人目の女の子を出産したときだった。奥井家の親戚の男の人から「女っぱら…」と言われ、私は何のことやら、さっぱりわからなかった。家が重んじられた江戸時代、女の子ばかり産んでいる母親を「差別用語」でそう呼んだらしい。 まだそのような差別用語が、土浦には残っていたのかと、びっくりした。 醤油ジャブジャブの夫 私の夫、奥井清は94歳まで日本山岳会に入っていて、山登りを楽しみながら、明るく、たくましく生きて、天国にみまかった。 彼は76歳のとき、東京のお茶の水で大動脈解離を起こし、救急車で当時の東京医科歯科大学病院に運ばれた。大動脈の中膜が脳へ行く1センチ下からの解離で、脳味噌も何とか機能を保持しながら退院ができた。 3人の娘たちは、子育てしながら仕事をしていたが、介護の私を実に細かくサポートしてくれた。「女っぱら…なんて言われたけれど、女の子が3人いて本当によかった」。彼はしみじみとそう言って、3人の娘たちに感謝していた。 退院のときに医者から強く言われたのは、食事の塩分制限だった。お醤油をジャブジャブ使う夫の舌を、どうやって改造し、塩分を減らしていけばいいのか、私は途方にくれてしまっていた。 千葉大学病院で胃がんの手術をしていた外科医だった兄も、「大動脈解離の後、いつ何が起こるか分からない状態だから、2人とも覚悟して生活を変えなさい」と、心配してくれた。 医者の言うことは聞いてくれるが、私が言えば反発するに違いない。当時、霞ケ浦医療センターに栄養指導の部門があったので、そこへ2人で通院することにした。(随筆家、薬剤師)

「水エンジン」量産へ 東大発 宇宙ベンチャーがつくばに生産拠点

小型人工衛星向けの推進機(エンジン)を開発する東京大学発の宇宙ベンチャー、ペールブルー(Pale Blue 本社・千葉県柏市、浅川純社長)がつくば市内に建設していた「つくば生産技術開発拠点」の開所式が8日、大井川和彦知事、五十嵐立青つくば市長ら関係者30人余りが参加して催された。同施設では、同社が開発した「水」を推進剤とする独自のイオンエンジンの量産に向け、技術開発から製造、検査、出荷までを1カ所で完結させる。 拠点は、つくばエクスプレス(TX)万博記念公園駅周辺の工業地域に立地する。鉄骨造3階建て、敷地面積は約1900平方メートル。当初は25年8月の操業開始を予定していたが、実際の稼働は今年2月となった。 用地は県が土地区画整理事業を実施したTX沿線の上河原崎・中西地区内で、県有地をペールブルーが約9800万円で落札し、取得した。土地取得費を含む総事業費は約16億円。成長産業の本社や研究所などの誘致を目的とした県の企業立地促進補助金に、2023年12月に採択された。補助見込額は約1億5000万円。主に人材の雇用に対する奨励金として活用される。 施設内には、真空状態となった内部で機器の試験を行う真空チャンバー、振動試験機、クリーンルームなどの主要な設備があり、推進機の生産技術開発から最終検査・出荷までを自社で完結できる「一気通貫」の体制を構築した。 拠点は今年2月に稼働を開始し、現在は約15人が勤務する。生産拡大に合わせて段階的に人員を増やし、将来的には最大60人体制を目指す。生産技術や品質管理、調達などものづくり関連の人材を中心に採用を強化している。 県プロジェクトの目玉企業 ペールブルーは2020年、東大大学院で航空宇宙工学を専攻した浅川さんら研究者4人が創業した。従来の推進剤には毒性の高いヒドラジンや、希少で高額なキセノンが使われ、取り扱いに制約があった。これに対し同社は、安全で調達が容易な水に着目し、水蒸気やプラズマを噴射して推進力を得る独自の推進機「水イオンエンジン」を開発した。エンジンの重量は、水を含めて約1.5キロ、大きさは約10センチ四方と、従来型では難しかった小型化を実現。浅川さんは水の利点として「安全性、入手性、コスト」の3点だと説明する。2025年9月には宇宙空間で水イオンエンジンを稼働させることに、世界で初めて成功した。 同社が開発する推進機は、ロケットで打ち上げられた人工衛星が宇宙空間で切り離された後に初めて役割を発揮する装置で、推進剤となる水を宇宙空間に噴射し、その反動で衛星を動かす仕組みだ。機能は大きく四つある。衛星を目的の軌道に送り届ける「軌道投入」、空気抵抗や重力の影響で生じる軌道のずれを定期的に修正する「軌道維持」、運用を終えた衛星を大気圏に落下させる「軌道離脱」、増加が問題となっている宇宙ごみ(スペースデブリ)との「衝突回避」だ。 近年は多数の小型衛星を連携させて運用する「衛星コンステレーション」が急速に広がり、年間数千機規模の打ち上げが続く。衛星の数だけ推進機が必要となるため、需要は世界的に増加している一方で、供給が追いついていないと浅川さんは言う。 県は2018年、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携し宇宙ビジネスに取り組むベンチャー企業などを支援する「いばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクト」を立ち上げた。大井川知事は開所式で「宇宙開発は新たな段階に入りつつある。つくばを中心に宇宙ビジネスに貢献できる企業を集積したい。ペールブルーはプロジェクトの中でも目玉の企業であり、県としてしっかりと支援していく」と述べた。 五十嵐市長は「世界から注目されるペールブルーの新拠点がつくば市にオープンしたことを光栄に思う」と歓迎し、約4年前から欧州の宇宙産業をリードするルクセンブルクの機関と連携協定を結び、市内のスタートアップを現地に派遣するプログラムを実施しており、ペールブルーの海外展開についても支援する意向を示した。(柴田大輔)