第76回秋季関東地区高校野球県大会は1日、ひたちなか市民球場(同市新光町)で決勝戦が行われ、常総学院が8-0で鹿島学園に勝利し、4年ぶり10回目の優勝を決めた。両校は21日から栃木県で開催される関東大会に出場する。
第76回秋季関東地区高校野球茨城県大会(1日、ひたちなか市民球場)
常総学院 100005200 8
鹿島学園 000000000 0

常総学院は初回、2番の杉山陽大が内野安打と敵失で出塁、1死二塁から3番・片岡陸斗の右中間への二塁打で1点を先制。4球ともストレートのカウント2-2から、次はスライダーが来ると予想したが、投手の腕の振りからストレートが来ると瞬時に判断、外角真ん中の球を振り抜いた。「ここ最近で一番の手応え。思いきりの良さが出せた」と片岡。
投手陣は5回までに4人が投げたが、いずれも実戦経験の浅さからか計7つの四死球を与えてしまう。だが捕手・片岡のリードや声掛け、野手のカバーなどで失点はゼロ。2回には2死一・三塁からダブルスチールを仕掛けられるが、遊撃手・若林佑真の好返球で事なきを得た。

「追加点を取って展開を楽にしたかったが、相手の守備も良く、いやな流れになっていた」と島田直也監督。5回終了後のクーリングタイムに「もう一度初回と同じ気持ちで、立ち上がりしっかり行こう」と選手たちに声を掛けた。
すると6回は1死の後、四番・武田勇哉から九番代打・森田大翔まで怒涛の6連打。いずれも単打をつないで一挙5点を追加した。「相手投手は変化球が増えていたので狙い目だった。練習通り、センターへの強い打球を意識していた」と、この回最初の適時打を放った若林主将の振り返り。

常総学院は7回にも2点を追加した。投手は6回からエース・小林芯汰が登板、準決勝の疲れからかボールが先行する場面も多く、5安打を許したものの最後までホームは踏ませなかった。
「小林は予定より1イニング早かったがエースらしく投げてくれた。力を入れる場面と打たせてとる場面の使い分けを覚えてきた。打撃陣は地区大会では良くなかったが、県大会では本当に成長した。打撃は水物。小技もしっかりできた」と島田監督の評。地区予選の3試合はいずれも僅差での勝利だったが、県大会は1回戦から準決勝までの4試合をいずれもコールド勝ち。決勝も終わってみれば大差がついていた。

「本来は小技を使って1点ずつ取り、守り勝つチームだが、打撃の好調を維持してこのまま行きたい。まずは関東で2勝し、最終的に優勝することが目標。それに向けていい自信になった」と若林主将は笑顔をほころばせた。(池田充雄)
【訂正2日8時55分】見出しの常総学院「5年ぶり制覇」は「4年ぶり」の誤りです。訂正しました。