水曜日, 1月 14, 2026
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子どもたちがお金とものの大切さ学ぶ つくばリサイクルマーケット

地域で開催されるフリーマーケットなど蚤(のみ)の市を活用して、子どもたちに経済活動を知る体験をさせたいと考える親が増えている。子どもたちは、10円から数百円といった価格帯の商品を売ったり買ったりし、楽しみながらお金のやり取りをすることで、物の価値や、コミュニケーションの仕方、お金の使い方を学んでいる。

24日、つくばリサイクルマーケットがつくば市吾妻の中央公園水の広場で開催され、牛久市から親子で出店した中学3年の荘司愛衣さん(15)がゲームキャラクターのトレーディングカードを販売した。朝10時、開店と同時に小学生や幼児が次々と荘司さんの店に来店した。

つくば市内に住む小学5年の男子児童2人は、今年5月の開催時に初めて同リサイクルマーケットを訪れ、今回は2回目の来訪。自分のお小遣いで好きなものを買いたいと、会場を回り、カードに目を付けた。「見せてもらってもいいですか」と声を掛け、好みのカードを数枚選んでいく。カードの値段は1枚10円から50円。荘司さんが考えて決めた。「こういうカードもあります。おまけも付けられますよ」と接客し、「値下げもいいですよ」と価格交渉にも応じる。

買い物が終わると互いに「ありがとうございました」とあいさつ。小学生もよい買い物ができたと満足げだ。自分の財布を持ち親に付き添われて訪れる幼児もおり、荘司さんの店には最後まで子どもたちの客足が途絶えることがなかった。カードは50枚以上が売れ、約1600円の売り上げとなった。荘司さんは「カードを集めて遊んでいたが、遊ぶ時間が無くなり、やらなくなったので売ろうと思った。いろんなお客さんと話せてよかった。次回も出店したい」と話した。

土浦市から参加した20代の女性は、ゲームセンターのクレーンゲームで獲得した景品のぬいぐるみなど約10点を販売した。1つ数百円ほどに値段を付けた30センチほどのぬいぐるみは幼児に人気で、開店1時間で売り切れた。「初めての出店。不用品がたまったので売りに来た。同じ子が3回も買いに来てきてくれてかわいい。また不用品がたまったら参加したい」と話す。

小学生の子どもを連れてきた親は「何も言わなくても買う時に自然とあいさつや交渉ができていて普段と違ってびっくり。よい勉強になったと思う。こういう場を利用して礼儀やコミュニケーションを学ばせたい」と話す。

大勢の出店者や買い物客でにぎわうつくばリサイクルマーケット

「つくばリサイクルマーケット」は使わなくなったものをリサイクルすることを目的としたマーケットで、市民団体「リサイクルを推進する会」(高野正子代表)が主催している。3月、5月、9月、11月の年4回開催。1994年から始まり、29年間市民に親しまれている。24日は127回目で、市内や近隣の市から約160人が82区画に出店し、不要になった衣料品や靴、おもちゃ、本、食器、雑貨などを販売、多くの買い物客でにぎわった。「つくばのごみを宝の山に!」を合言葉にした長年の活動が評価され、今年2月にはつくば市が開催したつくばSDGsフォーラムで「つくばSDGsアワード大賞」を受賞し表彰された。(田中めぐみ)

◆次回11月26日(日)のリサイクルマーケットは午前10時から午後1時まで。雨天中止。出店希望者は「つくばリサイクルマーケット」ホームページから申し込みが必要。参加費は1区画(1.8メートル×1.8メートル)500円。

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