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もっと日常に音楽を つくばの若手2人がサロンコンサート企画

コロナ禍でコンサートやライブが少なくなった中、質の高い音楽をもっと身近で聞いてほしいと、つくば市在住の音楽家2人がオーボエとピアノの第1回サロンコンサート「樹の詩(きのうた)」を12月2日、アルスホール(つくば市吾妻)で開催する。

主催者のオーボエ奏者、川澄萌野さん(39)は「コンサートでは出演者との交流はもちろん、聞きに来てくれた人同士でも交流し、人のつながりの温かさを実感してほしい。音楽をきっかけにしたつながりの輪を大切にしたくて『サロンコンサート』とした。身近で良い音楽を聞いて、ほっとしたり元気になったりして帰ってもらいたい。いいものを聞いたなと思うような音楽を提供できたらうれしい」と話す。

ピアニストの吉田琢磨さん(38)は「それぞれの人の日常の中に少しでも音楽があるとうれしい。私たちの音楽がみなさんの日常の一つになれるともっとうれしい。近くに住む人にぜひ聞きに来ていただけたら」と来場を呼び掛ける。

川澄さんは14歳からオーボエをはじめ、東京芸術大学を卒業した。大学在学中には水戸芸術館主催「茨城の名手・名歌手たち第16回演奏会」に出演、プロオーケストラのエキストラ奏者として活動し、東邦音楽大学大学院、桐朋オーケストラ・アカデミーを修了した。現在は音楽の家庭教師を務めながらオーボエの演奏活動に注力している。

吉田さんは中学卒業後に渡仏。パリ・エコールノルマル音楽院在学中にパリ国立高等音楽院に入学。その後エコールノルマル音楽院で研さんを積んだ。2007年、第9回イル・ド・フランス国際ピアノコンクール2位、2010年、第6回テレザ・リャックーナ国際ピアノコンクール3位など国際ピアノコンクールで実績を残す。帰国後はリサイタルなど演奏活動を行いながら、現在はつくば市二の宮で「吉田ピアノ教室」を開き、講師としても活動している。

川澄さんと吉田さんの出会いは、コロナ禍の中、川澄さんの夫がピアノを習いたいと教室を探し、吉田さんの教室に通うようになったのがきっかけという。吉田さんの妻、紗代さんは絵画教室「アトリエ彩り」(同市二の宮)で講師を務める画家。芸術活動を通じて夫妻で交流を深めてきた。川澄さんと吉田さんは今年6月と10月にもユーチューブを使ったオンラインライブで共演し、好評を博したという。しかし、やはり生の音も聞いてほしいと、アルスホールでのコンサートを企画した。

コンサートのタイトル「樹の詩」は、オーボエもピアノも木でできている楽器であることや、つくばの街にそびえたつ樹々のように、街に根差した音楽を届けたいという思いから、川澄さんが考えた。

コンサートでは第1部と第2部で8つのプログラムを演奏する。「アヴェ・マリア」や「ジャズ・クリスマス・メドレー」のほか、オーボエの定番曲であるサン=サーンスの「オーボエ・ソナタ ニ長調 作品166」など3曲、また、ブラームスの「6つの小品作品118 第2番 間奏曲 イ長調」など2曲のピアノソロに、川澄さんの作った詩を朗読し吉田さんが即興で演奏する「ポエトリーリーディング」も披露する予定だ。

◆第1回サロンコンサート「樹の詩」は、12月2日(金)午後7時半から、つくば市立中央図書館内アルスホールで開催。開場は午後7時。チケットは大人2000円、学生1000円、全席自由。問い合わせは電話080-3409-8417、メールmoeno_kawasumi@yahoo.co.jp(代表 川澄さん)

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