第31回関東高校女子サッカー選手権大会が12日、鹿嶋市で開幕した。県大会2位で出場権を得た霞ケ浦は1回戦で神奈川1位の湘南学院と対戦、1-0で勝利した。同部は創立5年目で関東大会には4年連続の出場となるが、今回が記念すべき初の1勝。明日の2回戦では東京2位の修徳と対戦する。
第31回関東高校女子サッカー選手権大会(12日、鹿嶋市北海浜多目的球技場)
霞ケ浦 1-0 湘南学院
前半1-0
後半0-0
霞ケ浦は前半17分、MF河野辺楓果のスルーパスをFW五十嵐和郁がシュートし先制、これが決勝点となった。「関東大会でチーム初のゴールを決められてうれしかった。次も自分が点を決めてチームを勝利に導きたい」と五十嵐。竹元栄子監督は「練習でやったことがそのまま出た。相手がどういう戦いをしてくるか情報がない中で、ピッチ内外含めてチーム一丸となり、自分たちのサッカーを貫けた」と評した。

立ち上がりから押し込んで優位にゲームを進めた。FWの五十嵐と原田華花は共にポストプレーも裏抜けもこなすことができ、スピード豊かなサイドハーフの和田優芽と箕川そらが前線をサポートする。「相手サイドバックの裏のスペースを使うことを意識した」とセンターバックの岡田知里主将が狙いを明かしたように、守備陣も含めチーム全員の意識がかみ合い、相手に攻め手を与えず前半を終えた。
しかし後半は流れが一変、相手が速い展開で前へ出てくると、受け身に回ることが多くなった。「追加点を取りに行く考えはあったが、相手のロングボールをはね返すことや、裏を取られないことを意識し、集中力を切らさないようチームに声を掛けた」と岡田主将。
重要な大一番の緊張にも体力を削られたようだ。20分過ぎごろから運動量が低下、足をつる選手が出始めた。ここでチームを支えたのが交替メンバー。つくば市出身のMF大信田茉依は「残り時間が少ない中、自分にできることを考え、走り回って相手の守備に圧をかけた。途中出場でも試合の流れを変えられるよう、次の試合も頑張る」と話した。
後半最後の相手のコーナーキックも、GK中村優乃華を中心とした守備で乗り切り、ここで試合終了のホイッスル。ベスト8進出となる大きな1勝を手にした。

「最初で決めて全国に」
今大会は関東の1都7県から16チームが参加、7位までに全国大会の出場権が与えられる。2回戦以降は順位決定戦を含めて3試合を戦うことができ、そのうちどれか1試合でも勝てば、全国への切符が手に入る。
「残り3つあるが最初で決めて、皆で全国に行けるようにしたい。次の相手は自分たちよりレベルが高いと思うが、まずは守備からしっかり入って点を取りたい」と岡田主将は意気込む。(池田充雄)
