学校法人つくばグローバルアカデミー(つくば市上郷、加納正仁理事長)の運営するつくばインターナショナルスクール(TIS、クロフォード・シェイニー校長)に屋外スポーツコートが完成し、3日、プロバスケットボールの茨城ロボッツ(水戸市)に胸を借りるミニゲームで落成を祝った。
スポーツコートは、平地林の中に開かれた学校の、さらに裏手に接する森の中に、約1360平方メートル(バスケットコート2面分)の広さで設けられた。ことし創設30周年を迎える同校が、総工費約6000万円をかけ建設した。「回りの木は1本も伐らないようお願いして工事を進めてきた」とシェイニー校長。
四周を木々が取り囲む環境の中、フェンスで仕切られたコートは、コンクリート舗装された地面に特殊なパネル式フロア材を敷き詰めている。2対のバスケットボールゴール、1対のフットサルゴールが設置された。従来は土のグラウンドで運動をしていたが、今後体育の授業はこのコートが主に利用されるそう。
学校は3日、秋の文化祭の開催中。「魅惑の森」がテーマで、全校生徒300人が森の妖精などに扮する仮装をし、保護者らとコートに集合。学校関係者や工事関係者らと落成式に臨んだ。
この日のゲストは、保護者つながりで招いた茨城ロボッツのリチャード・グレスマン監督(44)と選手たち。2022-23シーズン期待の新戦力、鍵冨太雅選手(23)もお祝いに駆けつけた。落成式でグレスマン監督は、生徒たちに向かい「多くの人の情熱でこのコートが出来た。これからは皆さんが情熱をぶつけていく番」と熱弁をふるって喝采を浴びた。

ミニゲームはTISのバスケットボール部員が、鍵冨選手ほかロボッツのユースチームのメンバーと対戦。盛り上がる全校応援を受けて、熱戦を展開した。この日2ゴールした11年生(高校2年に当たる)のチャッドリー龍介さんは「手加減してくれているのが分かったけど、ゴールを決められてすごくうれしい」と声を弾ませた。
TISは2008年に学校を現在地に移転、小中高の一貫教育を行っている。2011年に国際バカロレアプライマリーイヤープログラム(PYP)の認定校、17年に国際バカロレアDP課程実施校に認定され、18年にはインターナショナルスクール協議会(CIS)の認定を取得した。「卒業すれば国内はもとより世界中の大学に入れる資格を持つことになる」(加納理事長)といい、国際化のなか東京近県からも入学希望者が集まる人気校になっている。(相澤冬樹)