日曜日, 12月 4, 2022
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土浦初の介護医療院 協同病院跡地に1日開院 計138床

土浦市真鍋新町の土浦協同病院跡地に、つくばセントラル病院(牛久市)などを運営する社会医療法人若竹会(竹島徹理事長)が11月1日、合計138床の医療・介護の複合施設を開院させる。「土浦リハビリテーション病院 介護医療院」(岩﨑信明院長)で、要介護者に対し、同一施設内で医療と介護を一体的に提供する介護医療院は、つくば・土浦地域で初の開設となる。

若竹会運営、都和病院は廃院

新病院は29日、土浦市長ら関係者を招いての竣工式の後、30日まで医療・介護関係者に施設を公開する内覧会を行った。ケアマネジャーなど多数が参加した。同法人は、同市西並木町で運営する都和病院を31日で廃止、1日朝に入院患者35人を転院させ、開院を迎える。

救急医療協力病院として外来診療に当たるほか、入院は回復期リハビリテーション病棟(34床)と地域包括ケア病床(8床)で受け入れる。介護医療院は96床とし、要介護高齢者の長期療養と生活の施設になる。

介護医療院は、2018年4月の介護保険法などの改正法施行で新たに法定化された。これまで県内に7施設できたが、いずれも介護療養病床・医療療養型病床などから転換したもので、新設は初めてという。医療保険ではなく介護保険の適用を受けるため、市町村は財政圧迫の懸念から容易に取り組めなかった。

土浦市は、第8次老人福祉計画と介護保険事業計画で、介護医療院の整備を位置付け、事業者を募集していた。老朽化した都和病院の移転先に協同病院の跡地利用を目論んでいた同法人が応募し、検討委を経て市が認めた。

介護医療院のベッド回りはプライバシーの確保から、カーテンではなくパーテーションや家具による間仕切りがされ、広めのスペースが確保されている

要介護者に対し適宜、医師と看護師らの医療介入が施されるのが介護医療院。「いつまでも入っていられる施設とも言える。在宅生活復帰をめざしじっくりリハビリテーションに取り組める一方、ここを終の棲家(ついのすみか)とするターミナルケア(終末期医療)機能も果たすことになり、実際の利用は二極化したものになるのではないか。いずれにしても快適な環境を提供したい」(岩﨑院長)としている。

土浦協同病院は、2016年3月に土浦市おおつ野に新築移転。若竹会は今回の土地に隣接する協同病院がんセンター跡の建物を先に取得し、18年2月から「介護老人保健施設セントラル土浦」(100床)を運営している。今回は敷地面積1万553平方メートルの跡地と、16年の移転以降残っていた旧救急センターの建物を取得。昨年10月から増改築工事を行っていた。

同法人によれば、1989年竣工の同建物は「基礎や耐震構造などしっかりしており、駆体をそっくり利活用する形で、短期間で工事できた」という。鉄筋鉄骨コンクリート造(地下1階、地上6階建て、延床面積6940平方メートル)の建物は、1階に外来受付と人工透析(30台)が置かれ、2階には都和病院が引っ越しする形で入り、42床の回復期リハ病床となる。3階にリハビリテーションセンター、4~6階に介護医療院が配置された。先行の老健施設とは地下通路で結ばれる。

土浦リハビリテーション病院 介護医療院の岩﨑信明院長

外来診療は11月7日から開始。診療科目は内科、泌尿器科、整形外科、小児科、リハビリテーション科。医師やスタッフ約180人の陣容を整え、春からつくばセントラル病院、都和病院などで経験を積み、開院に備えてきた。院長には、県立医療大学付属病院で院長を務めた岩﨑信明さん(63)が就いた。小児神経科とリハビリテーション科の専門医で自ら診察に当たる。(相澤冬樹)

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