第104回全国高校野球茨城大会は18日、3回戦8試合が行われ、土浦・つくば勢は、つくば国際大、土浦三、霞ケ浦が戦った。ノーブルホームスタジアム水戸ではつくば国際大が江戸川学園取手と対戦し2−4で敗れた。J:COMスタジアム土浦の第1試合は土浦三が竜ケ崎一に2‐4で敗れた。第2試合はシード校の霞ケ浦が水海道一に10-0とコールド勝ちし、4回戦進出を決めた。

江戸川学園対つくば国際大は、1−1の同点で迎えた6回、江戸川学園が、井石蓮人のレフトへのタイムリーで勝ち越すが、その裏、つくば国際大は1死後、荒井翼がセンター前ヒットで出塁すると、相手のエラーとバントで三塁に進み、北澤敬がセンター前タイムリーを放ち、同点とした。
江戸川学園は7回、内野ゴロ併殺打の間に1点を勝ち越すと、8回には井石蓮人が1死一、三塁のチャンスに今日2安打目をレフト前に放ち、追加点を入れ2点をリードした。
つくば国際大は9回2死一、二塁と反撃するも、荒井が三振に倒れゲームセット。4回戦進出はならなかった。
江戸川学園の倉田湧介投手は9回、146球を投げ抜き完投した。
つくば国際大の塩田颯主将は「声を出して、絶対に勝つ強い気持ちで挑んだが、実力が足りなかった。倉田投手にはスピード、変化球対策をしてきたが球種が多く打ち崩せなかった。秋の大会はベスト8だったのでそれ以上の成績を出したかったが負けてしまって悔しい」と号泣した。
山口幸彦監督は「打線はつながりに欠けていたが、3年生を中心によく頑張ってくれた。先発の北澤はエースとしてしっかり試合をつくってくれた。倉田投手は低めにしっかり投げていて、粘り強く集中力を切らさずに丁寧になげていたので苦しかった」と話した。(高橋浩一)
土浦三は竜ケ崎一に敗れた。霞ケ浦は水海道一を完封しコールド勝ちした。

