つくば市は12日、市が発注した公園の草刈り作業中、小石が跳ね、約6メートル離れた民家のドアのガラスが破損する事故が発生したと発表した。けが人はなかった。
市公園・施設課によると、6日午前9時から10時ごろ、同市下広岡、下広岡三区公園で、市が委託した業者が、肩掛け式草刈り機を用いて公園の除草作業を行った。
9日、民家に住む住民から市役所に「ドアのガラスが割れている」などの電話があった。
11日午後6時ごろ、住民と市職員と業者の3者で現地を確認したところ、除草作業中の石跳ね事故でガラスが割れた可能性が高いことが分かった。
当時、業者は1人で草刈り作業をしており、作業の際、石跳ねを防止するフェンスなどのバリケードは設置してなかったという。
業者は住民に謝罪し、破損したガラスを補償するとしている。
同課は、市が委託し草刈りを実施している全業者に対し、改めて石跳ね防止の安全対策を徹底するよう求めると共に、市担当課が、除草作業時の安全対策について現地確認し、指導を実施して再発防止に努めるとしている。
石跳ね事故は昨年、市内で相次いで発生した。