関東サッカーリーグ1部前期第4節、ジョイフル本田つくばFC対エスペランサSC(本拠地・横浜市)の試合が29日、つくば市山木のセキショウ・チャレンジスタジアムで開かれた。つくばは0-1で敗れ、ホーム開幕戦を落とす結果となった。これで戦績は1勝1分2敗、順位は暫定だが10チーム中4位のまま。
第56回関東サッカーリーグ1部 前期第4節(4月29日、セキショウ・チャレンジスタジアム)
つくばFC 0-1 エスペランサSC
前半0-0
後半0-1
つくばは今季、副島秀治強化部長が監督も兼任。トップチームでは実に5年ぶりの現場復帰となった。17日の第3節では昇格組の東邦チタニウム(本拠地・神奈川県茅ケ崎市)を相手に1-2で競り勝って初白星。その後天皇杯の県予選が始まると、20日の1回戦は日立水戸サッカー部に9-1で勝利。だが24日の準決勝では筑波大に0-5で敗れた。
「連戦の中、選手はしっかり戦ってくれたが勝ちにつなげられず、もったいないことをした。今季はどのチームもレベルがどんどん上がっている印象で、気が抜ける試合は一つもない」と、副島監督はここまでの戦いを振り返る。

ホーム開幕戦は、午後から降り始めた細かい雨が、時間を追うごとに勢いを増しつつ風も強まるという、荒れた天気の中で開催された。
この日の相手、エスペランサSCはブラジル人FWのギリェルミ、アルゼンチン人MFのオルテガ・レオナルド・アグスティンらを軸に、球際で激しい戦いを挑んでくるチーム。雨でボールが止まる状況が加わり、ラフプレーも数多く発生していた。
「相手がタフに戦ってくることは分かっていた。長身FWめがけてシンプルに長いボールを入れてくるので、そのファーストディフェンスとカバーリングを徹底するようチーム全員で意識し、しっかりボールをキープして相手を自由にさせなかった」と、ディフェンスリーダーの駒崎公一主将。
攻撃については「サイドを起点にして相手を揺さぶり、中にできたスペースを活用しようという意識で、何度かビッグチャンスをつくれた。後は決めきることが課題」と駒崎。「問題点は攻撃時間が少ないこと。自分たちのやりたいプレーは前半の最後に見せられたが、これを90分間継続したい」と副島監督。

例えば前半29分には升田大誠の直接FKが相手GKを襲い、38分には郡司侑弥が左コーナー付近から中へ持ち込んでシュート。40分には大きなサイドチェンジから、右の甲高柊汰がスピードに乗ったドリブルでエンドライン際を切り裂き、シュートを放った。
また後半アディショナルタイムには熊谷誠也がペナルティアーク左で倒されFKを獲得、だが郡紘平が蹴ったボールはバー上へ外れた。「相手の迫力がキッカーにプレッシャーをかけていたと思う。そういう駆け引きを上回れるかなど、まだまだ課題がある」と駒崎。
次節は5月15日、アウェーのシティー・フットボール・ステーション(栃木市岩舟総合運動公園内)で、栃木シティFCと対戦する。「いいゲームはできているので、自信を持って伸び伸びとやれば結果はおのずと付いてくる。今季はわれわれもメンバーが大きく変わった。サポーターが次も来てくれるようなレベルの高い、見応えのある試合をしながら一つ一つ結果を出し、チームとして上位進出と昇格を見据えていきたい」と副島監督は話している。(池田充雄)