18歳以下の子供に1人当たり10万円相当を給付する国の子育て世帯臨時特別給付金について、つくば、土浦市はいずれも、現金5万円を年内に振り込み、残り5万円は年明けに現金で給付する方針だ。
つくば市こども政策課によると、先行して給付する現金5万円について、児童手当を受給している中学生までの世帯などに13日、通知を発送した。24日に銀行口座などに振り込む。
給付対象となる同市の18歳以下の子供は約2万5000世帯、約4万人。24日にはそのうち約1万7000世帯の約3万人に振り込む。
一方、児童手当給付対象外の高校生など約8000世帯の約1万人は申請手続きが必要で、来年1月4日に申請書を送付し、申請書類が市に届き次第、順次、口座に振り込む。残り5万円については、1月以降に準備ができ次第、現金で振り込むとしている。
土浦市も5万円ずつ、現金で給付する方針だ。市こども政策課によると、先行給付の5万円について市は14日、児童手当を受給している中学生までの世帯などに通知を発送した。23日に現金5万円を振り込む。
給付対象となる同市の18歳以下の子供は約1万3000世帯、約2万1000人、23日にはそのうち約8600世帯の約1万5000人に振り込む。
児童手当対象外の高校生など申請手続きが必要な約4400世帯約6000人に対しては、来年1月4日に申請書を送付し速やかに給付する。残り5万円については、年明けのなるべく早い時期に現金で支給する方向で検討中だとしている。
国は当初、5万円を現金、残り5万円をクーポンで給付する方針を示していたが、13日、自治体の判断で年内からでも10万円現金一括給付を選択肢に加えることを認める方針に転換した。14日には自治体向け指針を出し、①1回目現金、2回目クーポン②1回目現金、2回目現金③現金10万円を一括給付の3通りを示した。
10万円一括給付についてはつくば、土浦両市とも、手続きが間に合わないとしている。