2021年度土浦市中学校新人体育大会は3日目の28日、卓球、ソフトテニス、軟式野球、サッカーの試合が行われた。このうち卓球競技は市内8中学校(土浦一、土浦二、土浦三、土浦四、土浦五、土浦六、都和、新治学園)計210選手が参加して開催され、団体戦は、男子が土浦三中、女子は土浦二中が優勝を果たした。
「コロナ禍で練習が制限され、対外試合の経験も少ない中、各校とも工夫して練習に取り組んできた。これにより例年に劣らぬ盛り上がりで、新人戦らしいさわやかなプレーが見られた」と、卓球競技専門委員長の太田光俊さんは総評を述べた。

男子は土浦三中が6勝1敗で優勝。第6試合で最大の難関と見ていた都和中を3-2で制して栄冠を手にした。主将の石井蓮一郎さんは「自分は相手のブロックにうまくついていけず敗れたが、みんなの力で優勝を勝ち取ることができ、いいチームだと思った。次は先輩方の後を追い、団体戦で県大会を目指す」と話した。
石井さんは勝利のポイントとしてダブルスの大手夢掴・石山龍之介ペアの活躍を挙げ、「自分たちでこまめに戦術を練りながら粘り強く戦い、みんなも元気が出た」と振り返った。
各選手のプレーについて来栖信征顧問は、1番手の石山虎之介さんは「相手のエースにくらいつき、チームにいい影響をもたらした」、2番手の金沢祐弥さんは「大会を通して成長し、ポイントゲッターとして活躍した」、5番手の小嶋詠太さんは「優勝が懸かった試合でも緊張せず、自分のプレーができていた」と、それぞれ評した。

7戦全勝で二連覇
女子は土浦二中が7勝0敗で全勝優勝。山場の都和中戦を3-2で制して勢いに乗った。「緊急事態宣言で8月半ばから9月末まで全く活動できず、不安が残る中、日々の練習に取り組んでここまで来れた」と川越和枝顧問。主将の宮崎小春さんは「1カ月前はみんな不安だったが、先輩方の応援もあってここまで来られた。昨年の優勝は先輩の力で勝てたので、そのプレッシャーも大きかったが連覇を達成できててよかった」と喜びを語った。
宮崎さんは都和中戦での自身の戦いについて「相手はむこうのエースで、最初は緊張や不安もあった。ちゃんと打たないと打ち返されてしまうので、相手を恐れず打ち合うことを心掛け、だんだん調子が出てきて本来の力を少しは発揮できた」と振り返った。
勝利を決めた第4試合の森泉若菜さんは「第3セットまでは相手の待っているところへ攻めてしまい点差をつけられたが、第4セットはコーチのアドバイスで、相手の弱点のバックを攻めて勝つことができた」と勝因を語った。

28日の試合結果は以下の通り。
【卓球】
男子団体(総当たりリーグ戦)
優勝 土浦三中
準優勝 土浦四中
3位 都和中
女子団体(同)
優勝 土浦二中
準優勝 都和中
3位 土浦三中
【ソフトテニス】
男子個人
坂本・坂井(土浦四中)3-0 吉田・酒井(土浦一中)
優勝 坂本・坂井(土浦四中)
女子団体
決勝
新治学園 2-0 土浦三中
優勝 新治学園
【軟式野球】
決勝
土浦二中 9-7 新治学園・都和中(合同チーム)
優勝 土浦二中
【サッカー】
決勝
土浦六中・新治学園(合同チーム)5-2 土浦二中
優勝 土浦六中・新治学園