つくば市は10日、2020年度に策定した市地域福祉計画(第4期)の一部業務委託費49万5000円(消費税込み)を、委託事業者に支払ってなかったことが分かったとして、委託事業者に謝罪し速やかに支払うと発表した。
市社会福祉課によると、策定期間は昨年5月29日から今年3月31日までで、3月末に出来上がった。市は今年5月31日までに業者に支払わなければならなかった。
同課によると、委託事業者との契約締結時に、契約金額の支出負担行為の伝票を発行するなどの事務処理を失念したのが原因という。さらに予算執行管理の確認が不十分だったため、未払いであることを確認できなかった。
6日、委託事業者から問い合わせがあり、未払いが分かった。
再発防止策として市は「委託契約締結後の事務処理を徹底し、予算の執行管理を複数の職員で確認するなど再発防止に努めます」としている。
未払いの委託費は、補正予算は組まず、2021年度の同課の予算の中から支払うという。